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ストレス臭って、なに?

人は心理的に緊張すると、体から特有のにおいを出す----。
名づけて「ストレス臭」。言われてみれば、そんな感じもあるような、ないような…。しかし、ストレス臭なるものがあると発表したのは、これまでにも「加齢臭」を見つけたという大手化粧品メーカー。4年にわたる研究の末にたどりついたのが、「ストレス臭」だということです。いったい、どんなものなのでしょうか?

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ストレス臭って、初めて聞きますけど。

化粧品大手の「資生堂」が最近、研究結果を発表したんだけど、人が緊張によって心理的なストレスを感じると皮膚から特有のにおいを出すんですって。そのにおいを「ストレス臭」と名づけたの。

どんなにおいなんですか?

硫黄化合物系のようなにおいって言ってもわかりにくいわよね。例えていうと、ネギやニラに近い。実際に、ストレス臭がどんなものか試しに嗅がしてもらったけど、ギョーザを食べた後のにおいに似ている印象を受けたわ。

ストレスで、ギョーザみたいなにおいが体から出るって、すごい取り合わせ。でも、そもそも、どうしてそれに気付いたんですかね。

きっかけは、女性の体臭を調べるために、手の皮膚から出るガスを採取する試験だったそうよ。

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家庭でがんばる女性と、外で働いている女性のにおいに違いがあるかを調べる目的だったんだけど、時間短縮のため、ガスを採取している最中に、その人の詳しい情報についてインタビューを行っていたの。そうすると、採取したガスから特徴のあるにおいがすることに気づいた。よくよく聞いてみると、「初めて実験に参加して、緊張した」とか、「初対面の人から質問されるのに緊張した」という声が多く聞かれたんだそう。

そこで、もしかしたら緊張によってこのにおいが発生しているのではと、本格的な研究に乗り出したんだって。

ある意味、偶然の発見ということですか。

そうね。でも、研究には4年を費やしたそうよ。
20代から70代の男女、およそ500人に、初対面のインタビューアーが、一日の行動パターンや暗算問題など、20分間にわたってさまざまな質問をして、心理的なストレスをかけて、皮膚から出るガスを調べたの。

その結果、強い緊張のあった人ほどにおいが出ていたということで、因果関係が証明されたとして、そのにおいを「ストレス臭」と名づけた。個人差はあるものの、男女や年齢に関係なく出るものだそうよ。

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そう言われると、何だかストレス臭を感じたことがあるような気もします。

ネット上では「平日帰りの夜の電車で、こういうにおいすることある」とか、「日本の大人のほとんどが発するにおいなんじゃないかな」などの声もあがった。

資生堂によると、他の人のストレス臭を嗅ぐと、疲労感などを感じやすくなるそうで、ストレス臭を目立たなくする技術も開発して、来年の春をめどに商品化を進めたいとしている。