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どうして「アシモ」の開発やめるの?

大手自動車メーカーのホンダが、2足歩行の人型ロボット「アシモ」の開発を取りやめ、研究開発のチームも解散していたことがわかりました。このニュースが伝わると、ネット上には「ちょっと寂しい」「ただただ悲しい」とか「人型ロボットの開発をやめるということなら残念」といった声も相次ぎました。開発をやめるとは、どういうことなのでしょうか。

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「アシモ」と言えば、日本のロボット開発の象徴のような存在でしたよね。

アシモが最初に登場したのは今から18年前の2000年。2足歩行でまるで人のように走る姿は、世界中に大きなインパクトを与えたわ。その後、7代にわたって改良型が発表され、片足でケンケンをしたり、5本の指を器用に使って飲み物の容器のキャップを開けたりすることまで、できるようになったの。

最近、新しい発表を聞かなかったから、どうなっているのかなと思っていましたけど、どうして開発をやめるのですか?

アシモの開発を通じて、ホンダは人間のように高度にバランスを制御する技術や、機械を自在に動かす技術を培ってきた。人型ロボットで高める技術開発としては一定のレベルに達したと言うこともできる。

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これからは、人間により近づけていくというよりも、生活に身近なもの、実用的なものに生かす方向に力を入れることにしたのよ。すでに、転倒を防止する機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発などで、アシモの技術が生かされているわ。

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将来は、「鉄腕アトム」のようなロボットに近づいていくのかなあと思っていたんですけど、ホンダは、もう人型ロボットは開発しないのですか?

関係者によると、まだ完全に「人型ロボット」の開発の旗を降ろしたわけではなく、活躍できる分野があれば、また本格的に開発する可能性もあるそうよ。

今のアシモは、今後どうなってしまうんですか。

ホンダにとって、アシモは「わが子」であり、挑戦を続ける企業のシンボルだという。これからも、変わらず、全国のイベントなどで活躍を続けるそうよ。