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学生の人気企業は? 30年前から見てみると…

来年春に向けた大学生の就職活動が3月から本格化しています。いま、学生に人気が高いのはどんな企業なのでしょう?

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最近、街なかでリクルートスーツ姿の若者をよく見かけますね。ことしの就職戦線はどうなんですか?

人手不足が深刻になっているので、学生にとってはますます有利な状況よ。
情報サービス大手のリクルートが2月から3月にかけて全国のおよそ7000社を対象に行った調査で、求人倍率は前の年より0.1ポイント高い1.88倍となった。

業種別では、「流通業」が12.57倍と、これまでで最も高くなったわ。つまり、12人余りの採用枠があるのに、学生からは1人しか応募がないという状況よ。

人手不足が一段と厳しい中小企業の求人倍率も、9.91倍と高くなっている。今月1日時点で、企業から内定をもらった学生の割合がすでに20%を超えたという調査もあるの。

最近、学生に人気の高い企業はどんなところですか?

情報サービス会社「マイナビ」がまとめた、学生の人気企業ランキングトップ10と、その分析があるわ。おおむね10年おきに見ていくと、傾向が見えてくる。

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1989年 <バブル期>
バブルで業績絶好調の金融や商社が大人気

1999年 <就職氷河期>
バブル崩壊+金融ビッグバンで銀行人気がちょう落
安定した業界で、かつ業界のトップ企業が人気

2009年 <リーマン・ショック直後>
これまでになかった食品やサービス企業が注目、人気業界の多様化

2018年 <売り手市場>
再びきらびやか。華やかな航空や旅行、コンテンツ業界が上位に

文系では、かつてランキングの常連だった銀行や商社の多くがランキング外となり、サービスを提供する企業が増えている。

理系では、日本経済をけん引していた電機メーカーの多くがランキングから消え、代わりに食品メーカーがランキング入りしている。学生の人気企業からも、日本経済の構造変化が見えてくるというわけね。

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