ソニーとホンダ EV試作車を初披露 どんな車?
ソニーグループとホンダが異色のタッグを組んで開発を進めるEVの試作車がアメリカ・ラスベガスで開催中の世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」で初めて披露されました。どんな車なの?現地で取材中の経済部・當眞大気記者、さっそくリポートして!
披露されたのはどんな車?
試作車はさきほどラスベガスで報道陣に披露されました。ステージの脇からゆっくり走りながら登場。見た目はこんな車です。
形はセダン車タイプで全体的につるっとした外観です。近未来的なデザインですね。
やはり驚いたのは、車内です。
運転席から助手席まで、ひとつのタッチパネルの画面で囲まれています。そのほかのスイッチなどは見当たりません。
説明によると、車内でゲームや映画、ネットでの買い物も楽しめるほか、仮想空間のメタバースもできるとか。
なかなか斬新な車ですね。いつ販売されるの?
再来年の2025年から受注を始めて、北米では2026年の春から車の引き渡しが始まる予定です。そして日本では、2026年後半からとなる計画です。
気になる価格はまだ公表されていませんが、会社は「高付加価値な車」とうたっているので、高級車の価格帯になるとみられます。
試作車は走って登場したけど、実際の販売開始はかなり先なんですね。
そうですよね。一般的には大手自動車メーカーの新型車の発表は、だいたい発売開始の半年前でしたから、2年も前から発表したのは、かなり早いと思います。
実は、そこにはある狙いがあったんですよ。
発表が早すぎると新鮮味がなくなってしまいそうだけど、どんな狙いなの?
それは“仲間づくり”なんです。
両社が目指すのは“これまで見たことない車”。多くの企業や人たちに車の開発に参画してもらうために、早い段階でプロジェクトとして立ち上げようという狙いです。
IT企業やゲームクリエイター、それにミュージシャンなど、従来の車の開発とは無縁だった人たちの参加を想定しているということです。
なるほど。2年後にどんな車になるのか、きょう発表された試作車とはさらに大きく変わるかもしれないね。
EVの分野はすでに世界的な競争が始まっています。たしかに“これまで見たことない車”を作ろうという戦略は1つの手だと思います。
ユーザーにどこまで受け入れられるのかは、これから2年の開発の行方しだいですね。
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