忘年会の予約が急増!ことしの忘年会は?
ことしも忘年会シーズンを迎えたけど、全国の飲食店の予約件数がコロナ禍前のおよそ7割まで回復しているんだって。会社の上司や同僚たちがみんな集まってコロナ禍前のように忘年会が開かれるのかな?流通業界担当の吉田敬市記者、教えて!
忘年会の予約がそんなに早く回復しているの?
飲食店の大手予約サイトを通じて今月23日時点で全国の登録店を対象に、情報サービス大手のリクルートが行った集計でわかりました。
来月・12月の予約件数は、コロナ禍前の2019年の同じ月と比べて、69%まで回復していたんです。(ホットペッパーグルメより集計)
忘年会といえば、会社の上司や同僚たちが大勢で集まってこの年の労をねぎらうイメージだけど、コロナ禍はまだ収束していないのに、大丈夫なの?
そうですよね。
感染対策は引き続き徹底しなければならないですよね。
予約状況を詳しく見てみると、コロナ禍前とは違う忘年会の姿も見えていますよ。
1組あたりの人数をみますと、「4人以下」の割合が2019年の30.3%から、ことしは58.1%と大幅に増えています。
逆に「11人以上」の割合は、37.6%から11.6%に減っていたんです。
つまりどういうこと?大人数の方が業務への支障など感染に伴うリスクが大きいからなのかな?
従来の大人数での忘年会よりも、少人数で楽しむスタイルが定着していると集計を行った会社では見ています。
忘年会の予約は急速に回復しているといっても、そのスタイルはコロナ禍を経て、変わってきているんだと思います。
ただ、個室での対応など少人数の客が増えると、店側にとっては接客業務が増えて、負担が増すという指摘もあります。
そうそう、長引くコロナ禍で飲食店は従業員を減らし、いま人手不足で大変だと聞いていたけど、受け入れ体制は大丈夫なの?
飲食店の間ではいまでも人手不足が続いています。
来店客が回復してきたのはうれしいが、なかなか新規の従業員が確保できないのが大変だという声を聞きます。
そうしたなか、人手を増やさずにIT技術で乗り切ろうという飲食店も登場しています。
IT技術で!?どんな工夫をしているの?
先日、東京・目黒区にあるホルモン焼きの店を取材しました。
活用しているのが店員を介さずに客がみずからスマートフォンを使って注文できるシステムです。
注文するときに、店員を呼ばなくてもいいということ?
そうなんです。
スマートフォンに表示されたメニューから注文したい料理などを選んで、そのまま送信する仕組みです。
このシステムを導入することで、これまで5人必要だった接客業務が4人で対応できるようになったといいます。
長引くコロナ禍で苦しんできた飲食店にとって待ちに待った来店客の回復ですから、そのチャンスを逃さないようにしたいところです。
この店のように、感染対策にも取り組んだうえで、さまざまな工夫でなんとか乗り切ってほしいと思います。
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