NEW2020年05月01日

持続化給付金って、実際どんなの?

新型コロナウイルスの感染拡大で、フリーランスを含む個人事業主にとっては、売り上げが大きく落ち込んだり、仕事が激減したりして、深刻な状況の人が増えています。こうした人や小規模な企業などを対象にしている国の支援制度「持続化給付金」って、どんな制度か知っていますか?
(※4月15日に公開した記事を5月1日に更新しました)

先日、フリーランスで働いている、あるスポーツのインストラクターの人に話を聞いたら、このところ全く仕事がなくて、持続化給付金が出るまで節約して過ごします…と言っていました。この給付金で、フリーランスの人を支えることになるんでしょうか。

そうですね。持続化給付金は、フリーランスを含む個人事業主などが、新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが大きく落ち込むなど特に大きな影響を受けた場合に、支えてくれる国の制度です。経済産業省の資料では「事業の継続を下支えし、再起の糧としていただくため、事業全般に広く使える給付金を支給します」とされています。

再起の糧、とは心強いですね。実際にはどんな特徴があるんですか?

この制度は、返済の必要がない給付金を受け取れるのが大きな特徴です。ことし1月から12月までのいずれのかの月に、売り上げが去年の同じ月に比べて半分以上減少していることが条件です。昨年創業したばかりの人などに対しては、実情にあった別の計算方法が用意されています。

なるほど。個人事業主だけでなく法人も対象になるんですね。

そうですね。資本金10億円以上の大企業をのぞき、中堅企業、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主を広く対象とするとしていて、医療法人、農業法人、NPO法人、社会福祉法人など、会社以外の法人も対象となります。

どうすれば申請できますか?

窓口が混雑するのを避け、できるだけ迅速に支給するため、原則として専用のホームページを通じて申請を受け付けます。

https://www.jizokuka-kyufu.jp/(外部のサイトに移行します)

5月1日から受け付けが始まり、通常は申請から支給まで2週間程度かかる見込みです。

申請に必要なのは、まず法人の場合は法人番号、個人事業主の場合は運転免許証やマイナンバーカードなど本人を確認できる書類の写し。給付金の振込先となる口座の番号などの情報と通帳の写し、2019年の確定申告書類の控え、減収月の事業収入額を示した売り上げ台帳や帳簿なども必要です。

また、ネットでの申請に慣れていない事業者などを対象に、各地の商工会議所などで予約制で申請を支援する窓口を順次、設置することにしています。

詳しくは、下記の窓口で問い合わせを受け付けています。


▪️持続化給付金事業 コールセンター
電話番号0120-115-570、03-6831-0613(IP電話専用)
5月1日から受け付けが始まり、通常は申請から支給まで2週間程度かかる見込みです。
5月、6月は毎日8:30~19:00、7月は平日のみ8:30~19:00、8月は平日のみ8:30~17:00