新年度 変わるものは?
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4月1日から新年度。暮らしに関わる制度や、モノの値段など、いろいろと変化があるようです。何がどう変わるの?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、お店などが休みになっているところも多いようですが、この春、値上げされるものもあるようですね。
そうですね。いくつか見てみましょう。
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東京ディズニーランド・東京ディズニーシー
4月1日現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休園していて、4月20日以降の再開を予定していますが、再開後、大人と中高生の入場チケットが値上げされます。
利用者が最も多い「1デーパスポート」(有効期限が1日)の値上げがこちら。
▽18歳以上の大人7500円→8200円
▽中学生と高校生6500円→6900円
(4歳から小学生4900円で据え置き3歳以下はもともと無料)
入場チケットの料金は消費税率の引き上げに合わせて去年10月にも上がりましたが、それを除けば4年ぶりの大きな値上げです。
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食用油
中国などで需要が拡大し、原料の大豆や菜種の価格が高止まりしていることなどから値上げされます。日清オイリオグループと昭和産業はいずれも4月1日に納品する商品から、J-オイルミルズは4月20日に出荷する商品から、以下のように値上げします。
▽家庭用1キログラム当たり20円以上
▽業務用一斗缶・16.5キログラム当たり300円以上
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サンマの缶詰
サンマが記録的な不漁となり価格が高騰していることから、マルハニチロは、4月1日からサンマの水煮などの缶詰9品目を1缶当たり10円値上げします。
▽さんま蒲焼 220円→230円
▽さんま水煮の一部の商品 330円→340円(いずれも参考小売価格)
値上げ以外に、新しく始まるものって何があるんですか?
「自転車保険」って知っていますか?4月1日から東京都で自転車の利用者に損害保険の加入を義務づける条例が施行されます。
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「自転車保険」は自転車に乗っているときに事故を起こしてけがをさせたり物を壊したりした場合の損害を補償するもの。
これまで、兵庫県など各地の自治体で加入を義務づける動きが増え、4月1日からは東京都が人身事故を対象にした保険の加入を条例で義務づけます。
大手の損害保険会社では月に100円から300円程度の保険を用意し、手軽に加入できるように工夫もしています。
例えば…
▽東京海上日動・三井住友海上
コンビニエンスストアのチケットの発券などをする端末で加入できる
▽損保ジャパン
LINEを通じて加入の手続きができる
自転車保険が補償する内容は自動車保険や火災保険の特約になっている場合もあり、新たに加入する必要がない人もいます。各社は加入している損害保険の内容を確認してほしいと呼びかけています。
雇用に関する制度が変わると聞きました。何がどう変わるのですか?
「同一労働同一賃金」の制度が4月1日から大企業に適用されます。(中小企業は来年4月から適用)
非正規雇用で働く人の待遇の格差是正を目指して関連する法律が改正され、同じ内容の仕事に対しては同じ水準の賃金を支払うというものです。
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厚生労働省の企業向けのガイドラインでは、同じ会社で働く正社員と非正規雇用の従業員、それぞれに支払う基本給や賞与その他手当について、不合理な差を設けてはならないとしています。
例えば、正社員の基本給を能力や経験、勤続年数などに応じて決めている場合、パートや契約社員もその基準に照らして同じ額の基本給を支払う必要があります。
仕事の内容などに違いがあり賃金に差を設ける合理的な理由がある場合、企業は従業員の求めに応じて理由を説明することが義務づけられています。
企業の中には、制度の適用を前に契約社員の賃金を同じ条件で働く正社員の水準まで引き上げたところもあります。日本通運は、去年4月から、フルタイムで正社員と同じ仕事をしている契約社員およそ6000人の賃金を転居を伴う転勤がない正社員と同じ水準に引き上げました。
同一労働同一賃金は、非正規で働く人のやる気を高めることにつながる一方、企業にとっては人件費の負担が増すことになり、待遇をどう見直すか手探りのところも多いのが現状です。
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