NEW2018年10月23日

トラックも!? 進むEVシフト

いすゞ自動車が電動トラックの投入を決めました。スポーツカーでも相次いでEV=電気自動車の投入計画が明らかになるなど、自動車業界全体でEVシフトが加速しています。

電動トラックの発売はいつですか。

いすゞ自動車は2020年に電動トラックを発売する計画を明らかにしたわ。国内では、三菱ふそうトラック・バスが去年から販売を始めていて、商用車でもEVシフトがいよいよ本格化してきたと言えそうね。

トラックでもEVシフトが進むのは、やはり規制強化の影響ですか。中国やヨーロッパでは環境規制が厳しいようですね。

いすゞによると、環境への意識の高さをアピールしたい企業側から、EVの要望が年々増えているのが投入の理由のようよ。そもそも、トラックなどの商用車は、中国やヨーロッパでも、主な環境規制の対象から外れているの。物流が滞ると人々の生活に大きな影響が出るというわけ。

そうした中で、ユーザー企業などから電動トラックの要望があり、EVの航続距離の向上もあって、近距離移動が中心となる都市部では実用性が確保できる見通しが立ってきたので、今回、投入する方針を決めたそうよ。

スポーツカーメーカーもEVを開発していますよね?

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イタリアのランボルギーニがEVを開発しているわ。さらにドイツのポルシェは9月、EVなどの開発に集中するため、ディーゼル車の販売から撤退する計画を発表したの。ドイツ国内のほかの自動車メーカーに先駆けて、スポーツカーメーカーがディーゼル車からの撤退を決めたことは、驚きを持って受け止められたそうよ。

日本の乗用車メーカーも、もちろんEV開発に力を入れていて、日産自動車がすでに8年前にEVを発売しているし、ハイブリッド車の成功もあって出遅れが指摘されていたトヨタ自動車も2020年にEVを投入する方針。身近な乗用車からスポーツカー、商用車まで、自動車業界全体で、今後ますますEVシフトは加速していきそうね。