憲法9条を守る活動 「九条の会」
「九条の会」は戦争を放棄し、戦力を持たないことを定めた憲法9条を守ろうと活動している団体です。
作家や評論家などが呼びかけ
ノーベル賞作家の大江健三郎さんや作家の澤地久枝さんといった戦後の日本を代表する作家や評論家など9人が呼びかけ人となり、2004年に発足しました。
当時、国会などでは憲法改正をめぐる議論が活発になっていました。
全国各地で集会や勉強会を開き、2015年、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法制の整備をめぐっては、「憲法9条を根底から破壊するものだ」として反対を訴えました。
発足に際し、九条の会は、武力による紛争の解決は非現実だと指摘した上で、「平和を求める世界の市民と手をつなぐために、憲法九条を激動する世界に輝かせたい」と訴えました。
全国各地で集会や勉強会を開き、2015年、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法制の整備をめぐっては、「憲法9条を根底から破壊するものだ」として反対を訴えました。
ノルウェーのノーベル賞予想で候補に
この年、ノーベル平和賞の受賞者の予想を行っているノルウェーの「オスロ平和研究所」から候補の1つに挙げられました。
ことしも、大学教授などでつくる神戸市の市民団体が、全国135人の大学教授などの連名で、ノーベル委員会に推薦したということです。