化学賞

ノーベル化学賞をとった日本の研究者は?

去年は吉野彰さんが受賞!日本からはこれまでに8人

ノーベル化学賞は昭和56年に福井謙一さんが受賞して以来、日本からはあわせて8人が受賞しています。

▼最初の受賞者は昭和56年の
福井謙一(ふくい・けんいち)さん。

▼平成12年から14年にかけて
白川英樹(しらかわ・ひでき)さん
野依良治(のより・りょうじ)さん
田中耕一(たなか・こういち)さんが3年連続で受賞しました。

▼平成20年には
下村脩(しもむら・おさむ)さんが受賞しています。

▼平成22年には、
鈴木章(すずき・あきら)さんと
根岸英一(ねぎし・えいいち)さんが受賞しました。

そして、去年には、日本人としては9年ぶりに大手化学メーカー・旭化成の吉野彰(よしの・あきら)さんが受賞しています。

吉野さんは、いま実用化されている「リチウムイオン電池」の原型をつくりました。

リチウムイオン電池は、スマートフォンやパソコンなどに搭載され、モバイル社会の到来を実現させるなど社会を変えた成果でした。

ノーベル化学賞は化学反応の発見から、生物に関わる分野まで、幅広い研究領域に贈られてきました。特に日本の研究者は有機化学などで数多くの業績があり、「日本のお家芸」とも呼ばれています。今後も注目の分野です。