授賞式 授賞式

2020年ノーベル賞
授賞式はオンラインで
コロナ影響

ノーベル賞を運営するノーベル財団は、12月に行われる授賞式について、新型コロナウイルスの感染対策の影響で、受賞者は、居住する国でメダルと賞状を受け取り、その様子はオンラインで公開するなどとする概要を発表しました。

ノーベル賞の授賞式は例年、平和賞はノルウェー、それ以外の賞はスウェーデンで12月10日に行われますが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンラインで行うことなどが決まっていて、ノーベル財団は、11月26日、概要を発表しました。

それによりますと、平和賞は、2020年に受賞するWFP=世界食糧計画の本部があるイタリアのローマで、メダルと賞状が贈られ、ビーズリー事務局長の受賞スピーチを含む映像は12月10日にノーベル賞の公式サイトなどを通じて配信されます。

それ以外の賞については、受賞者が居住するドイツやイギリス、アメリカで12月7日と12月8日に授与され、その様子を撮影した映像は、12月10日にストックホルムの市庁舎で行われる式典で公開されるということです。

式典の様子は、平和賞と同様にノーベル賞の公式サイトなどを通じて配信されます。

このほか、受賞者による記念講演や、記念のコンサートなどもオンラインで公開されます。

ノーベル財団は、「受賞者が安全に賞を受け取ることができるようにした。さらに、世界の多くの人たちにオンラインで記念講演やコンサート、授賞式の様子などのイベントを楽しんでもらえるはずだ」とコメントしています。