平和賞

「憲法9条を保持する日本国民」

「憲法9条を保持する日本国民」は、憲法9条を世界に広めようと活動しているグループが、日本国民を”団体”と位置づけてノーベル平和賞の受賞をめざしているものです。

神奈川県の主婦らが実行委員会

6年前の平成25年、神奈川県の主婦が地元の知人たちと実行委員会を発足させ、集会やインターネットを通じて署名を集め、ノーベル委員会に対して平和賞の授与を求めています。

実行委員会は、署名の呼びかけの中で、日本国民全員がいまの憲法に賛成しているわけではないとした上で、「戦争への反省から自ら率先して戦争の放棄、武力の不保持を定めた憲法を、戦後、保持してきた。これによる世界の平和と安定への貢献は計り知れないほど大きい」と訴えています。

実行委員会によりますと、ことし7月末までにおよそ73万6000人分の署名が集まったということです。

また、5年前の平成26年には、ノーベル平和賞の受賞者の予想を行っているノルウェーの「オスロ平和研究所」から候補の一つに挙げられました。

ことしも日本や韓国の大学教授などがノーベル委員会に推薦状を送り、受理されたということです。