経済学賞

ノーベル賞「有力」に清滝信宏教授ら 米学術情報会社

ことしのノーベル賞の受賞者が10月7日から発表されるのを前に、アメリカの学術情報サービス会社は受賞が有力視される研究者などを分析していて、日本人の中での注目すべき研究者として3人を挙げました。このうち経済学賞ではアメリカのプリンストン大学の清滝信宏教授を挙げました。

学術情報サービス会社「クラリベイト・アナリティクス」は、およそ4700万本の世界中の研究論文を基にノーベル賞の受賞が有力視される研究者や注目の研究者を選んでいます。

このうち日本人の中での注目すべき研究者として、
▽経済学賞ではアメリカのプリンストン大学の清滝信宏教授、
▽医学・生理学賞では京都大学の森和俊教授、
▽化学賞では京都大学の北川進特別教授の3人を挙げました。

研究の応用が進み、企業の研究で論文の引用が増えていることなどを理由としています。

この学術情報サービス会社は、3人をすでにノーベル賞の受賞が有力視される研究者として発表していますが、発表から数年して受賞するケースが少なくないため、ことしの注目研究者だとしています。

担当者の安藤聡子シニアデータコンサルタントは「3人の論文は特に際立った広がりが見られた。いつノーベル賞を取ってもおかしくない状態だ」と話しています。