就活情報サイトを見ていると、さまざまなインターンシップの募集が目に留まります。

でも、1日で終わるプログラムもあれば1か月以上続くものもあって、どれに参加すればいいのか迷ってしまう、という人も多いのではないでしょうか。23卒の先輩たちの活動を参考に見てみましょう。

※以下、リクルート「2023年卒 就職活動TOPIC」より

まず、インターンシップや１Dayの仕事体験の中には、就業体験がプログラムに含まれているものと、そうでないものがあります。

プログラムの実施期間別に就業体験が含まれていたかを見てみると、「１日以下」のスケジュールで就業体験が含まれるのものは25.4％。

一方、「2か月以上」をみると、71.6％が就業体験を含む結果となっています。

実施期間が長いプログラムほど、就業体験を伴うケースが多いことが分かります。

１日限定のスケジュールで実施されるプログラムの中には、会社の事業内容や募集職種を説明することを主な目的としているものも多くあります。

会社の経営方針や求める人物像などといった基本的な情報を入手できる一方、会社の雰囲気や職場の人間関係といったところまで理解するのは難しいかもしれません。

自分が何に興味を持っているのか、何を知りたいのかをはっきりさせた上でプログラムの詳細を確認し、どんな情報が得られそうかをあらかじめ考えて選ぶようにしましょう。

23年卒の先輩たちが、実際にどのようなプログラムに参加したのかを聞きました。

1日以下の仕事体験プログラムを含むインターンシップに「参加したことがある」と答えた学生は83.2％という結果に。

では、具体的にどんなプログラムに参加したのかを表したのが次の図です。

1日以下のプログラムへの参加が87.0％と9割近く。

これは、１日以下の日程で開催されるプログラムの多くがオンラインで開催され、多くの学生が同時に参加できることが影響しています。

逆に、プログラムの日数が長くなればなるほど対面での就業体験の機会などが増え、その分、参加できる学生の数は限られてきます。

次に、年間を通しての参加回数についても見ていきます。

インターンシップ・１Day仕事体験をあわせた全体の平均参加回数は9.93回。日数別で見ると、「1日以下」のプログラムへの平均参加回数が8.64回となっています。

つまり、約10回中、８回～９回が１日以下のプログラムへの参加、というように捉えることもできます。

多くの学生が１日以下のプログラムに複数参加し、企業や業界の研究に役立てていたようです。

※対象：2023年卒の大学生 期間:2022年5月16日～5月18日 有効回答:1033人