2022年06月03日
23年卒の就職活動が続いていますが、早くも主に3年生以下が参加する夏のインターンシップの季節がやってきます。
24年卒の就活はどうなりそうか。気になる採用や、インターンシップの動向についてまとめました。
※以下、ディスコ「2023年卒 採用活動の感触等に関する 緊急企業調査」より
【採用見込みは増加傾向】
まず、24年卒学生の採用見込みについて聞きました。
ディスコの調査を基に作成
最も多かったのは「23年卒並み」で62.3%。現在も23年卒の採用活動は続いているので、その状況を見て決める企業も多そうです。
一方、「増える見込み」は11.5%で、前の年より6.1ポイント増えました。新型コロナウイルスの感染状況が少しずつ落ち着いてきているため、これまで抑制気味だった企業にも採用意欲が戻ってきていることがうかがえます。
「未定」はおよそ2割で、今後の企業の業績や、23年卒の内定辞退の状況などを考慮して決めたいということのようです。
では、24年卒の採用で注力したいことは、どんなことでしょうか。聞いてみると…
ディスコの調査を基に作成
「プレ期の活動強化」が59.2%で最も多く、前の年より10ポイント近く増えています。
SNSの普及などでPR活動がしやすくなり、早くから自社のアピールに動き出したい企業が増えているようです。
次の「インターンシップの実施・強化」(57.9%)も前年より増えていて、就活の一層の早期化が進むことがうかがえます。
【インターンシップはオンライン?対面?】
そのインターンシップ。この夏(2022年6月から9月)の実施予定は64.4%にのぼり、従業員1000人以上の大企業では8割を超えています。
コロナ禍ではインターンシップもオンライン開催が主流となりましたが、今年はどうでしょうか…
ディスコの調査を基に作成
実施予定は「オンラインと対面の併用」が最も多く44.0%、「対面形式のみ」も合わせると、対面での開催を予定している企業は73.2%にのぼります。
前の年と比べると5.6ポイント増えていて、徐々に対面での開催が増えていく傾向にあることがわかります。
≪企業が実施にあたって工夫・検討したいこと≫
▽昨年はオンラインにて実施しましたが、今年はオンライン+対面での実施を検討したいです。(中堅・IT)
▽企業と職種の理解が深まるよう、可能な限り実践や業務を体感できる内容を盛り込みたいですが、各部署別への協⼒依頼をどのように進めるかが課題です。 (中小/流通)
▽インターンシップに参加した後の、選考応募へつなげる施策を考えたいです。 (大手/サービス)
※対象:全国の主要企業 期間:2022年5月9日~12日 有効回答:901社
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