2021年10月14日
今月1日にはさまざまな企業で内定式が行われました。
コロナ禍で業績が悪化している企業もあり、採用への影響も懸念されましたが…
内定率は、コロナ禍以前の水準に戻っているようです。
※以下、リクルート「就職プロセス調査(2022年卒)」
【コロナ禍以前と同水準】
リクルートの調査を基に作成
リクルートの調査によりますと、10月1日時点での就職内定率は92.4%。
コロナ禍前のおととしより若干低いですが、去年の同じ時期と比べると3.7ポイント高くなっています。
今年は、オンライン面接などが定着し、就活のスケジュールも大きな遅れなどはなかったことが、影響しているようです。
【進路確定は9割近くに】
10月1日時点で、進路を確定させた学生の割合は87.5%でした。
リクルートの調査を基に作成
最も多いのが、「民間企業の就職先が確定している」で72.9%、
次いで「公務員の就職先が確定している」(4.2%)でした。
コロナ禍の影響で安定志向の学生が増えたのか、公務員を就職先として確定させた人の割合はここ3年で最も高くなっています。
「まだ確定している進路はない」人の割合は12.5%でしたが、前年の同じ時期と比べると3.6ポイント減っています。
就活を終えた学生からは
▽WEBでの活動がほとんどであったため、就職活動が終わった感じがあまりなかったが、内定式を終えて実感がわいてきた。(文系女性)
▽内定式が行われ、来年から社会人になる実感がわいた。正式な採用通知をいただき、「就職活動を頑張ってよかった」と強く感じた。(文系女性)
去年は、コロナ禍で内定式を行わない企業も少なくありませんでしたが、今年はオンラインを活用するなど工夫して行われたようです。内定式は学生にとって、「ここに入社するんだ」という強い意識づけになるようですね。
一方、引き続き就活を頑張っている学生も
▽公務員志望だが、内定がひとつもないため不安。民間企業も視野に入れるか悩んでいる。(文系女性)
▽地元で働けるように、引き続き努力していきたい。(文系男性)
卒業まではまだ時間がありますが、進路を決めかねている学生には悩ましい時期かもしれません。
※対象:2022年卒業予定の大学生 期間:2021年10月1日~4日 有効回答:1497人
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