2021年10月11日
この夏は就職活動一色だったという学生も少なくないのではないでしょうか。
「もっと早くやっておけば…」と後悔することもあったようです。
一方で、多くの学生が自分の成長を実感したとしています。
(以下、マイナビ「2022年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」より)
【もっと早く知っておけば…】
まずは22年卒の学生が就職活動を始めてから「就活前に知っておけばよかった」と思ったことを聞きました。
コロナ禍で学生が戸惑った様子が現れた結果となっています。
このうち、「就職活動の流れ」は前の年より5.6ポイント増えました。
「対面」が難しい中で選考の方法が変わっていき、対応が難しかったと感じているとみられます。
逆に、「面接での話し方」は前の年より5.3ポイント減りました。
WEBでの面接が増えたこともあり、学生も十分な対策をとったものとみられます。
こうした中で最も多かったのはやはり「自分の適性」。
就活を進めていく中で自分の足りないところを見つめ直さざるを得ないケースがあるようです。
【自己PRのキーワードは】
自分を分析して長所をアピールする「自己PR」。
コロナ禍で思うように動けない面も多かった22年卒は自分をどうPRしたのでしょうか。
文系と理系で見てみると、文系が総じてサークルや部活動、アルバイトなどでのエピソードを活用する傾向が強くなりました。
一方で、理系は研究やゼミ活動など自分の学んだ内容をPRする傾向が強いようです。
このうち、文系の学生を男女別に見てみると興味深い結果となりました。
男子が、多かった順に行動力、粘り強さ、課題発見・解決力としたのに対し、女子は協調性、粘り強さ、行動力としたのです。
一方で、理系は男女とも多かった順に粘り強さ、協調性、課題発見・解決力となりました。
【企業に改善してもらいたい】
就職活動を通じて企業に改善してもらいたいと思ったことも聞きました。
最も多かったのは「合否の理由を教えて欲しい」で、半数近くの学生が挙げました。
複数の企業を受けていく中で、結果にかかわらず、1つ1つの経験を次につなげたいと考える学生が多いようです。
また、正解のない就活の中で客観的な意見がほしいという思いもあるとみられます。
【就職活動で成長】
就職活動を通じて自分自身が成長できたと思うかをたずねると、73.6%の学生が「成長できた」としています。(「はい」73.6% 「いいえ」6.4% 「どちらでもない」20%)
成長できたと思う部分は「自分自身に対する理解が深まった」が59.9%、「将来についてよく考えるようになった」が56.7%と半数を超えました。
普段の生活の中で自分について掘り下げる機会が少ない分、将来何をしたいのかを突き詰めるために自己分析などを通して自分を見つめ直したことが成長につながったのかもしれませんね。
(調査対象:2022年卒業予定の大学4年生および大学院2年生 回答:1906人 調査期間:2021年8月25日~8月31日)
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