2021年09月13日
その時の社会情勢によって、都度、変化する企業の採用のあり方。
ニュースで頻繁に取り上げられる話題は、学生たちの就活に大きな影響を与えます。
ことしの就活に影響を与えた「ニュースワード」について、来春卒業予定の大学生に聞きました。
※以下、「マイナビ2022年卒 学生就職モニター調査 7月の活動状況」より
【多くの学生が影響を受けたのはやはり…】
ことし、メディアなどで話題になった「ニュースワード」の数々。
その中から、就活に影響を与えたものは何かをたずねました。
やはり、1位は「新型コロナウイルス」。
学生たちの声に耳を傾けてみると…
▽「子どもの頃から目指していた業界がコロナで採用中止になった。行きたい業界を再度探すのに苦労した」(文系女子)
▽「世の中の変化を目の当たりにし、個人としてもスキルを身につけたいという考えが強まった」(文系男子)
これまでの「当たり前」とされてきたことが「当たり前」ではなくなり、学生たちの「就職観」に大きな影響を与えました。
そして2位から4位も、コロナに関連するワードが並びました。
2位は、コロナ禍を機にすっかり定着した「テレワーク・リモートワーク・在宅勤務」。
テレワークの環境が整っているかどうか、就職先をえらぶ指標の1つに入れている学生も増えているようです。
3位は「withコロナ」。企業のコロナ対応を冷静に分析し、就職先を選ぶ材料にしている学生もいました。
4位の「緊急事態宣言」に続き、5位に入ったのが「SDGs」。力を入れる企業が増えるにつれ、近年、学生たちの間でも関心が高まっています。
▽「社会の多くの人の役に立つということを就活の軸に定めていたので」(理系男子)
▽「学生からSDGsの質問を受けたとき、社員が理解できているかを見た。納得できる説明を受けられない企業は志望度が下がった」(理系女子)
「社会に貢献したい」と考える学生たちの要望に、企業が応えることができているかが、問われているようです。
続いて6位~10位です。
6位は「働き方改革」。これも、近年、関心が高まっているワードです。
そして、8位に入ったのが、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。たしかに、最近ニュースでもよく耳にするになりました。
さまざまな業界で加速している動きに、学生も注目したようです。
9位は、「女性活躍推進」。女子学生だけに限ってみると、3位に入っていたそうです。
そして、10位の「オンライン完結」はコロナ禍の就活を象徴するワード。オンラインですべてが完結できるようになった事象を指します。
▽「全てがオンラインで行われたため、遠隔地の企業でも躊躇なく面接を受けることができ、活動の幅を広げることができた」(理系男子)
就活に大きな影響を与える「ニュースワード」。果たして、来年はどんな言葉が入っているのでしょうか。
※対象:2022年卒業予定の大学4年生、大学院2年生 期間:2021年7月26日~31日 有効回答:1971人
あわせてごらんください
就活ニュース
こんな人がいる会社に就職したい! 22年卒「理想の人事担当者」ランキング
2021年09月07日
就活ニュース
インターンシップもWEBで… でもこれは“対面”で知りたいんです
2021年09月02日
就活生のギモンを採用担当者に聞く(2) 「ガクチカ」ってすごくないとダメなの?
2024年03月08日
感情が動いた瞬間に“個性”が表れる 面接官に自分らしさを伝えるには
2024年02月28日
就活生のギモンを採用担当者に聞く(1)インターンシップの選考に落ちたら本選考は諦めるべき?
2024年02月21日
採用選考は企業に自分を知ってもらう場!自己分析で“広く深く”自分を見つめよう
2024年02月14日
ラジオ特番 2月23日(金・祝)午後10時05分~ みなさんの声を募集しています!
2024年02月02日
OB・OG訪問のギモン(2)どういう準備をしておくといい?その後の就活にどういかす?
2024年01月30日
OB・OG訪問のギモン(1)どうしてやるの?どうやって人を探すの?
2024年01月23日
”転職は当たり前の時代”と言われるけれど…新卒で入社した会社、何年働きたい?
2024年01月17日
石川労働局 地震の影響を受けた学生の支援で特別相談窓口を開設
2024年01月15日
インターン、ES、メールの書き方… 年末年始におさらい【準備編】
2023年12月28日
働くってどういうこと? “世界最高齢プログラマー”若宮正子さんに聞く人生100年時代
2023年12月20日
25年卒の就活生へ 先輩からのアドバイス(2) ~面接など実践編~
2023年11月17日
25年卒の就活生へ 先輩からのアドバイス(1)~自己分析など準備編~
2023年11月10日
企業の採用意欲は引き続き高い 内定を出す時期はさらに早期化か
2023年11月02日