就活ニュース

こんなに違うの?NHKアナが自己PR動画をアドバイス(1)

2021年04月26日

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自己PR動画苦手です・・・。

そんな悩みに答えるべく、今回は、カメラの前に立ち続けているNHKのアナウンサーに協力を依頼。

学生リポーターの自己PR動画を題材にアナウンサーからダメ出し&アドバイスをもらいました。

動画はかなりブラッシュアップされましたので、活用してみてください!

司会:石井隆広アナ
講師:杉浦友紀アナ(アナウンサー採用面接官経験者)、吉田浩アナ(新人研修講師)

 

石井アナ

最近は、エントリーの段階で、自己PRを動画で提出してもらう企業も多いので動画をどう撮影するのか悩む学生も多いと思います。

アナウンサーはカメラの前でしゃべる仕事をしているので、そのスキルを少しでも役立てていただければということでお伝えしていきます。

はい。よろしくお願いします。

杉浦アナ

よろしくお願いします。

吉田アナ

講師は、アナウンサーの面接官経験者杉浦アナ(左)と新人講師経験者の吉田アナ(右)です。

今回は、NHKの「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」の学生リポーターに協力してもらいまして、30秒の自己PR動画を撮ってもらいました。

では、ご覧下さい。

学生リポーター・石川将也さんの自己PR動画(ビフォー)

講師のおふたりは、どう感じましたか?

私の感じた印象は、「少し圧を感じる」なって思いましたね。

しゃべり方とか、照明の当たり方とか、いろんな要素があるんですが、本当はもっと柔らかい人なんじゃないのかな。

でも、その良さが出ていない動画だなと思いました。

動画を見て「良さが出ていないのでは?」というのが杉浦アナの感想でした

「話し方が早いかな」って思いましたね。

ギュッと詰め込みたいっていう気持ちはわかるんですけれども、そこをもうちょっと我慢して、ゆっくり(30秒に)収まる分量で話すことも大事かなと。

石川さんやってみてどうですか?

学生
石川

やっぱり30秒で企業の方に伝えることを意識すると、どうしても緊張して、伝えることに必死になってしまうというのがありました。

より細かく見ていきましょう。我々が考える自己PR動画のポイント3つはこちら。

自己PR動画ポイント 「しゃべり方」

杉浦さん、しゃべり方という点、どうでしょうか。

まず大事なのは目線だなって思います。

私たちアナウンサーは、カメラをどういう目線で見ているかによって、雰囲気、印象が変わるんですよね。

石川さんの動画の場合は、画面を見上げていて、にらんでいるように映ってしまっていました。

目線はとっても大事だそうです

石川さんが、本当はそういう人間じゃなくても、そういう印象を与えてしまいます。

相手に不快感を与えないカメラ目線というのがあって、カメラと顔の位置関係を気をつけるといいんです。

こちらご覧いただきましょうか。

はい。私たちが、こういう風に実験してみました。

こちらが、上を向いた目線ですね。

こちらは、反対に下を向いた目線です。

最後に、同じ目線の高さで撮影したものです。

比べてみてどうですか?カメラと顔を同じ高さにした場合が、いちばん自然な位置になります。

スマートフォンで撮るケースが多いと思うんですけど、置く位置をよく考えたほうががいいです。

そうですね。

やみくもに撮影すると、先ほどの石川さんみたいに、印象が良くない目線の位置になっちゃうんですよね。

まっすぐの範囲で自分が1番いい位置を探る。

三脚はないと思うんですけど、本とか辞典とかなんでもいいので置いてください。

空き箱とか。

自分でチェックしても実は気づかない事が多いので、恥ずかしいかもしれないけど、親御さんですとか、お友達とかに見てもらって下さい。

パソコンのインカメラの場合も同じですよね。

自分で高さを調節して、自分の椅子やパソコンを上げたり下げたりして、不快感を与えないような目線を考えてみるといいですね。

話すスピードはどうでしょうか。

「内容が伝わる、届く」というのが一番大事だと思うので、なるべくひとつの文のコメントは短く

NHKのアナウンサーは、1秒でだいたい6文字話すのですが、そうすると30秒だと180文字ですよね。

今回の石川さんの動画を見ると大体180文字ぐらいでした。

だけど、それだとやっぱりあのぐらい速く感じてしまう。

慣れたアナウンサーですと30秒で180文字話せますが、学生さんの場合は、150字くらいが、ちょうどいいスピードかなと思いますね。

間も含めてということですよね。

しっかり間も含めてですね。30秒で伝えきるって、難しいですよ。

難しいですよね。

あっという間。

そして、表情はどうですか?

石川さんはせっかく柔らかい表情なのに、カメラの前だと、ちょっとこわばってしまって損していますよね。本来の自分が伝わってない感じがします。

なので、意識的に顔を動かした方がいいです。こわばるので。アナウンサーもちょっと硬い(内容の)ニュースを読むときは、顔がどんどんこわばっていきます。

でも、どんなに真剣に伝える時でも、顔をこわばらせる必要は全くないんですよね。

意識的に口を大きく開けたりして、顔全体をほぐして、柔らかくして、温めてやるとだいぶ動いてくると思います。

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