2021年02月17日
もはや、当たり前といっても過言ではないほど一般的なものとなったインターンシップのオンライン開催。就活生のみなさんもすっかり慣れてきたようです。でも、やっぱりできれば対面の方が良い?参加した学生たちのホンネはいかに。
以下、マイナビの「インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」より
[対象:来年春(2022年)卒業予定の大学3年生、大学院1年生 期間:2020年12月20日~31日 有効回答:3093人]
【満足度に大差はなし】
年々、就活での重要さが増していると言われて久しいインターンシップ。2022年卒の8割以上がすでに参加しているという調査結果もでています。
去年12月に参加したインターンは平均で2.5社。平均3.8社に応募しての結果だということです。このうち、どれだけがオンラインで開催されていたかというと…。
WEB開催のインターンに参加したと答えた学生が72.7%。大多数を占めました。ちなみに、対面でのインターンに参加したと答えた学生は20.2%にとどまりました。
「WEB」と「対面」それぞれの満足度を見てみると…
「満足できた」と答えた割合は、対面が18.9ポイント上回っています。しかし、これに「どちらかというと満足できた」を合わせると…。
「対面」と「WEB」の満足度の差はわずか2.1ポイント。ほとんど変わらないという結果になりました。
オンラインでも、企業側があの手この手で工夫をこらしたインターンシップが増えていることや、学生側がWEB上での就活に慣れてきたことが伺えます。
【どこが満足?】
では、どのような点に満足したかを「WEB」「対面」それぞれで見てみましょう。
共通して最も割合が高かったのは「企業の事業内容・企業情報が理解できた」との回答でした。
ところが「企業の社風・雰囲気が理解できた」割合を見てみると…。「対面」が「WEB」を11.8ポイント上回っています。
やはり、会社の雰囲気を肌で感じるには、対面の方が適しているようです。
一方、「企業の具体的な仕事内容が理解できた」と答えた割合は、わずかながらWEBが上回る結果に。
内容や工夫次第では、対面でなくても一定の目的を果たすことができているようです。
【ここが不満!】
次に不満だった点を、別々に見ていきます。まずは「WEB」から。
前述した「企業の社風・雰囲気が理解できなかった」が20%と最も高い結果に。
次いで「プログラムの時間が短く、物足りなかった」 「他の参加学生と交流することができなかった」などの項目が続きます。
対面はどうでしょうか。
「企業への訪問にかかる交通費が負担だった」がトップ。
「授業やバイトとの時間調整が難しかった」「新型コロナ感染の不安があった」との回答が続きます。
WEB、対面、それぞれのメリット・デメリットが浮かび上がる結果となりました。
ことしの就活も引き続き、柔軟な対応が求められそうです。
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