2020年09月14日
リクルートキャリアの調べによると、ことし9月1日時点の大学生の内定率は85%。
去年の同じ時期と比べて、8.7ポイント低くなっています。
新型コロナウイルスの影響により、就活の採用開始の時期が遅れたことに加え、
業界や企業によっては採用中止や規模の縮小などにより、
急きょ予定を変更せざるをえない学生がいたことが原因の1つとみられます。
厳しい状況の中で、内定を得るためにはどうすればいいのでしょうか。
ことし内定を得た学生の活動状況からヒントを探っていきます。
就職活動をいつから始めたのか、内定がある人とない人で比較しました。
まず注目したいのは、6月~8月。
「内定がある」と答えた人の36.8%がこの時期から就活を始めています。
割合が一番高くなっているこの時期。ちょうど夏のインターンシップの時期と重なっているんです。
「インターンシップに参加した学生は比較的早い時期に内定を得るケースが多い」とされているのが、数字としてあらわれた形になっています。
一方、企業の採用説明会が解禁となる3月以降に就活を始めたという人は、どうだったんでしょうか。
内定がある人は9.8%に対し、内定がない人は20.4%。およそ2倍の差がありました。
実際には、内定を得た学生のほとんどが、2月以前から就活をしていたことが分かります。
インターンシップとOB訪問の状況を見ても、内定を得た学生たちが積極的に活動していた実態が伺えます。
8月末までに内定を得た学生のおよそ4人に3人がインターンシップに参加していました。
内定がない学生よりも27ポイント余り高く、ここでも、インターンシップの重要性があらわれています。
OB訪問についても、内定を得た学生のおよそ3割が経験していました。
まだ内定を得ていない学生は、どのような進路に進みたいと考えているのでしょうか。
およそ2割の学生が公務員か教員を志望しています。ことしは新型コロナウイルスの影響で採用試験が延期されたため、試験の結果を踏まえて民間企業を受けようという学生の動きが遅くなっていて、このことが、ことしの内定率が例年より低い一因となっているようです。
一方で、およそ4分の3の学生は、民間企業への就職を希望しています。今後、内定を得るために大切なのことは何なのでしょうか。
あきらめることなく、まずは選考プロセスに進むために行動することが大切だといいます。
8月から9月にかけて内定率は、3.8ポイント上昇していて、今後も増加していくとみられています。残された時間でどのような行動をするかがカギとなりそうです。
※就職プロセス調査(2021年卒)
対象:「リクナビ2021」にモニター登録した大学生3323人 期間:2020年9月1日~7日
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