就活ニュース

どうする?22年卒インターンシップ⑶「オンラインはウソがバレやすい」ってどういうこと!?

2020年07月30日

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新型コロナウイルスの感染状況が落ち着く気配を見せない。夏はインターンシップがあるのに、一体どうなるんだろう……。新しい生活様式で乗り切らなければならない今年のインターンシップについて、就活口コミサイト「ワンキャリア」の多田薫平さんと佐賀駿一郎さんに、学生リポーターが不安をぶつけてきました。
(聞き手:白賀エチエンヌ 堤啓太)

 

「情報感度」で差がつく!

学生

コロナの影響を考えると、「今年ってインターンできるの?」「インターンって遅れるの?」みたいな不安を友達ともよく話すんですけど、今年のインターンへの影響を示すデータみたいなのはありますか?

いや、ないですね。でもインターンシップが開催されるか否かって自分ではコントロールできない問題じゃないですか。嘆いても仕方ないことなんです。

多田さん

学生
白賀

はい。

それよりコロナ禍で他の就活生と差を付ける上で大事なのは、情報感度を上げることです。

ワンキャリア・コンテンツマーケティング事業部マネージャー 多田薫平さん

例えばTwitterで、ある学生の「この会社のインターンシップってやっているんでしょうか?」っていう質問に、他の学生が教えてあげたりしていて。ここでもう情報感度に差が出ているんですよね。

なるほど。

自分が興味を持つ領域をちゃんと調べたり、気になる企業のマイページに登録したり、情報感度を上げることをやるべきですね。

誰もが情報を得られる時代だからこそ、情報感度の差が鍵になるんですね。

「やばいやばい」って思う気持ちもわかるんですけど、そういう学生に何に対して焦ってるのか聞いてみると、答えが返ってこなくて。

参加目的がはっきりしてなくて、参加することそのものだけに目が行きがちってことですか。

そうそう。時間は有限なので、「やばい」って考える時間も業界分析に使うとか、他のことに充てた方が有意義ですよね。

僕も最近自分のSNSで就活生の質問に答えたりしてるんですけど、寄せられる質問が「悩んでも仕方がないこと」と「悩むべきこと」が混在しているなと感じます。

佐賀さん

ワンキャリア・コンテンツマーケティング事業部キャリアアドバイザーの佐賀駿一郎さん

例えば、今年はコロナでインターンシップが開催されるかどうかわからない。こんな時に私はA社とB社を応募するべきなんでしょうか?っていう質問が来るんですよ。

でも申し込んでないと、選ぶ権利もないですよね。だからあなたが今やるべきことは申し込むことです、と。

たしかに。

インターンでは「選ぶ」と「受かる」という2つの目的が混在しているから難しい部分もあるんですよね。

自分がとことん考えなきゃいけない問いもあるし、考えても仕方ない問いもある。これが就活を複雑にさせる要因だと思います。

倍率が上がっているのは事実だけど…

新型コロナウイルスの影響で、インターンの実施規模が小さくなってES(エントリーシート)の段階で人数が絞られるのではないか、って不安ですけど・・・。これもコントロールできない問題だから心配する必要はないのでしょうか。

はい、ESの質を上げるしかないですね。コントロールできる変数はそこだけだから。なので、そのための努力は必要です。

絞られるか否かは考えてもどうしようもないけど、努力で頑張れるポイントはめちゃくちゃ頑張って、自分の中で最高値にしておくっていうことが大事ですね。

なるほど、今まで何に注目してどこを強化するべきか曖昧だった気がします。

でも、例年に比べて各社応募が多くきているので、倍率が上がっていることは事実だと思います。

実際にESで絞り込もうとしている企業はありますか?

いえ、あえて絞ろうとしているわけではないと思います。昨年通りにやっているけど、コロナの影響で就活生の動きが活発になってインターンシップに応募する母数が増えているから、結果的に通りにくくなっているっていうことだと思います。

取材は、ワンキャリアのオフィスにて、ソーシャルディタンスに気を配りながら実施しました。

ただ考えてみてほしいのが、例えば大学受験で東大入りたいって思ったら倍率関係なく受けるでしょ?

はい、勉強するしかないですね。

それと一緒です。倍率が上がったからといって、自分のやることは変わらないんです。

オンラインインターンでわかる「差」

今年は、オンライン開催のインターンシップも多そうです。でも「オンラインだと質が落ちてしまうのではないか」とか、「オフラインとは違うから参加する必要があるのか」っていう疑問や不安を持つ人も多いと思うんですけど、実際はどうですか?

正直、オンラインのインターンシップの方が能力差がめっちゃ出ますよ。

具体的にはどういうところで…?

僕が思うのは2つあって。1つはツールを使いこなせるかっていう点。

大体、zoomを使ってチーム戦をやったりって感じだと思うんですが、オフラインより能力差が見やすいです。これはめちゃくちゃわかります。

オンラインでのインターンシップは、こちらの記事
・新型コロナで就活さらに早期化か 22卒(大学3年生中心)向けインターンも開始もご覧ください。

対面の時の、なんとなく間がもつ、みたいなのが通用しないですもんね。

おっしゃる通り。例えば、オフラインだったらホワイトボードを使いますけど、オンラインでは何を使います?

画面共有とか……?

そうそう!じゃあ、画面共有した時にどうやってメモを取りますか?

どのように取るか……うーん。

そこでそもそもPCに慣れているかどうかも分かりますね。

タイピングとかも?

タイピングに慣れているかも正直わかります。で、企業側が使いこなせていないパターンもあるんですよ。

例えば、その企業には興味があっても、ツールの使いこなし方が微妙だったら「あの会社はないな」ってなるわけじゃないですか。

たしかに。

だから逆に学生側が企業を見極めるポイントにもなると思いますね。

もう1つは、オンラインはオフラインより認識の齟齬が起こりやすいんです。齟齬が生まれることで、何を明らかにしたいのか、何の問いについて答えを見つけようとしているのかがわかりづらくなって、「議論の進め方が下手だな」と思ってしまいます。

学生たち

どう対処すればいいんでしょうか?

どういう風に議論を回すか、役割の振り方はどうするのか、その役割の中で自分は何ができるのかとかを考える必要があります。そういったことを考えながら沢山発言して議論もまとまっているっていう人もいれば、全然話せない人もいる。

そういう面での能力差がオンラインだと見やすいんですよ。オフラインでも議論は行ったり来たりするのに、オンラインではさらに複雑になって、議論を進めていくのが難しいので。

ではオンラインのインターンシップでも見極められるポイントがあるということですね。

オンライン化によって、社会人も学生も実態が浮き出るようになっている。“嘘”がばれてしまうんです。

議論の進め方が上手くなるにはどうすればいいですか?

グループディスカッションとか、友達と練習してみたらいいんじゃないですかね。実際に試してみるっていうのはすごく大事だと思っていて。

練習すれば、自分がどういう役回りをすればいいかわかるきっかけになりますね。

そうそう。「タイピングを鍛えよう」とか、「議論を進める上での自分の役割をはっきりさせよう」とか、自分のやるべきことが見えると思います。

オンラインだからわかること

僕はオンラインでも社風って見えるなと思っていて。

そうなんですか?

うちでも少し前にオンラインでインターンシップをやったんですけど、学生から「チャット欄での社員の掛け合いに社風が表れてると思った」って言われて。

僕らは普段からやっているので、あんまり特別なことのようには感じないんですけど、学生の皆さんからするとそういうところからも新しい発見に繋がったりとか。

なるほど。オンラインだからこそ見える企業の顔もある…?

あるあるある!

じゃあ「オンラインだから別にインターンシップ参加しなくてもいいかな」と思わずに、ESを出してみたり、参加する意味が十分にあるってことですね。

はい。むしろオンラインに慣れた方がいいですよ。コロナの影響で、リモートがいいなって思ってる企業も増えたと思うので。

たしかに。これからオンライン会議も増えていくことを考えると、慣れておいた方がよさそうですね。

次回は、実際にインターンシップに参加するにあたって知りたいことなどを、ワンキャリアのおふたりにおうかがいします。近日公開予定。

【就活ゼミ的夏期講習 インターンシップシリーズ】
▽短期?長期?志望動機は?応募の時に迷うこと
▽「オンラインはウソがバレやすい」ってどういうこと!?
▽注目すべき「4P」って何?
▽秋に燃え尽き症候群にならないために
もご覧ください!

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