2020年06月05日
売り手市場を背景に「早期化」の流れで進んでいたことしの就職活動。しかし、ここにきて就職内定率が一気にペースダウン。新型コロナウイルスの影響により対面での活動が制限されていることが大きく響いているようです。
【6月内定率は】
就職情報会社「リクルートキャリア」が2021年卒の大学生と大学院生を対象とした調査(調査期間 6月1日~2日、集計対象数1054人)。
ことし6月1日時点の就職内定率は56.9% 前の年の同じ時期に比べて13.4ポイント低くなりました。
ここ数年の売手市場もあり、ことしの就職内定率は年明けから4月までは去年を上回るペースで推移。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い状況が一変。緊急事態宣言が出されたあと、5月1日時点では去年を下回りました。状況はさらに悪化し、去年との差は5月が5.7ポイントだったのが6月は差が拡大。新型コロナウイルスの影響がより顕著になっているようです。
【オンライン化がさらに進む】
続いて5月1日から31日までに実施した就職活動について。
▽Web上で面接を受けた 52.5%(去年 4.7%)
▽面接など対面での選考を受けた 21.4%(去年 71.5%)
▽Webでの個別企業の説明会・セミナーに参加 26.3%(去年 5.8%)
▽対面での個別企業の説明会・セミナーに参加 6.4%(去年 17.6%)
去年と比較しても分かるようにWebでの就職活動が当たり前になっているようです。
リクルートキャリアの話
【進路確定率も…】
さらに、進路を決めた学生の割合も去年の同じ時期に比べ低く、多くの学生が就職活動を続けているとみられます。
6月1日時点で進路を確定させた学生は39.4%。
去年の同じ時期は50.7%とこの時期に半数を超える学生が進路を確定させていました。
5月1日時点では去年との差はほとんどありませんでしたが、リクルートキャリアの分析によると新型コロナの影響で内定を得られていないことと、緊急事態宣言の解除を受けこれから他の企業の状況を見極めようとする動きもあるということです。
【文系より理系はなぜ】
最後に文系と理系の内定率です。
▼理系の学生の内定率 74.9%(去年同時期 76.1%)
▼文系の学生の内定率 48.8%(去年同時期 67.8%)
理系と文系との違いについてリクルートキャリアの担当者は
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