アンケートは、奨学金制度などの改善を目指す学生団体、「高等教育無償化プロジェクトFREE」が先月8日から、今月10日まで行い、大学生や大学院生など149人が回答しました。
それによりますと、ウイルスの感染拡大に伴いアルバイトの収入が減少したと回答した人が37.6%、収入が減ったことで学費が確保できないと回答した人が6.7%で、経済的な影響を受けている学生が合わせて44.3%に上ったということです。
自由記述では「両親から仕送りをもらっておらず、奨学金で生活費をみずから支払っているため学生といえど収入がないと今後も含め生活が困難になる」とか、「バイトがなくなり学費の支払いに不安がある。親の仕事にも影響が出ていて(大学を)続けられないかもしれない」などといった切実な訴えがつづられています。
団体は、「アルバイトが無くなれば大学で学ぶ機会を失う人も出てくる。困っている学生はたくさんいるので、一人一人の実態に即した支援が必要だ」と話していました。