大手金融グループのみずほフィナンシャルグループでは、この時期、就職活動を控えた大勢の大学生が先輩にあたる社員から仕事内容や職場の雰囲気を聞こうと銀行を訪問します。
例年、みずほの社員は学生と個別に会って応じていますが、新型コロナウイルスの感染が広がっているため、今月中旬からは学生と会うのをやめ、テレビ電話を使った「ウェブ訪問」に応じることにしました。
また今月、東京や大阪で開く予定だったインターンシップの説明会はすべて見送り、職種ごとに業務内容を説明する動画をインターネットで配信することにしました。
事態がいつおさまるかが見通せないため、採用面接についてもウェブ上で行えるかどうか、検討することにしています。
みずほフィナンシャルグループ・グローバルキャリア戦略部の古屋沙織さんは「学生にとってウェブは場所に制約されず利便性が高いというメリットもある。今後も柔軟に対応して、従来と変わらない情報提供をできるような態勢をつくっていきたい」と話しています。