夏のインターン時期がずれ込む?

東京オリンピック・パラリンピックに重なる2022年卒の就活。
期間中のインターンシップ開催についてHR総研が東京周辺エリアの企業170社、東京周辺以外の企業84社に対してアンケートを実施した(調査期間 2019年12月18日-25日)。

◆開催予定 8.2%

東京オリンピック期間中(2020年7月24日-8月9日)のインターンシップの開催予定を尋ねたところ、東京周辺企業の61.2%が「開催する予定はない」と回答。未定は30.6%、「開催する予定である」と答えた企業は、8.2%にとどまった。

また、パラリンピック開催期間中(2020年8月25日-9月6日)も、「開催する予定はない」が55.3%、未定が37.6%、「開催する予定である」は7.1%にとどまった。

また、東京オリンピックのインターンシップ開催への影響については、「影響する」「少し影響する」が従業員規模1001人以上の大企業で合わせて52%、301人-1000人の中堅企業で合わせて58%と過半数を超えた。

◆9月に集中の可能性も

夏のインターンシップは大学の夏期休暇を利用して参加する学生が多く、これまで8～9月に開催する企業が多かった。
調査を行ったHR総研は、東京五輪期間を避ける場合、インターンシップが9月に集中する可能性があると予測。

その結果、学生が複数のインターンシップに参加できなくなったり、企業によっては夏期休暇以外の週末にインターンシップをずらして実施するケースも出てくることから、1DAYなど短いタイプのインターンシップが増えることも予測している。

アンケート調査に協力した企業

実質上8割の学生が夏のインターンシップに参加するといわれているだけに、影響も大きそうだ。