2019年11月15日
来年春に卒業する予定の大学生の就職内定率は、先月1日現在、76.8%で、去年の同じ時期をわずかに下回ったが、引き続き高い水準が続いている。
厚生労働省と文部科学省は、先月1日現在の大学生の就職内定率について、全国にある大学のうち62の大学の4770人を対象に調査を実施。
それによると、就職内定率は76.8%と去年の同じ時期を0.2ポイント下回ったが、この時期としては調査を始めた平成8年以降2番目に高く、引き続き高い水準となった。
地域別で見ると、関東が最も高く80.5%(前年比+0ポイント)、次いで近畿が79.6%(ー2.5ポイント)、北海道・東北が74.5%(+4.1ポイント)、中部が74.4%(-1.6ポイント)、中国・四国が70.1%(+5.4ポイント)、九州が66.9%(ー2.1ポイント)となった。
厚生労働省は「人手不足が続く中で企業の採用意欲は高い状態が続いる。一方でまだ内定が得られていない学生もいることから大学と連携して支援していく」としている。