2019年09月11日
就活のギモン、メーク編。
今回はアイメーク編です。
まつ毛エクステンションやコンタクト、つけたままはNG?資生堂ヘアメイクアップアーティストの中山夏子さんに、答えて頂きました。
西澤:今回はアイメーク編です、よろしくお願いします。
アイメークが、一番印象を左右しそうなイメージがあります。
アイシャドウ、マスカラ、アイライン、全部使った方がいいですか?
中山さん:フルアイテムを必ずしも使う必要はありませんが、目力を少しプラスすると、意欲的に見えてきますよ。でも、質感や色の濃さなどやり過ぎには注意が必要ですね。
アイカラー(アイシャドウ)に関しては、キラキラした質感のものがたくさんあります。
ただ、就活メークでは、キラキラしすぎているものはあまりおすすめではありません。
繊細なパール感のものや、肌なじみのいい色合いを選ぶとよいと思います。
伊藤:アイラインはどうですか?
中山さん:アイラインのおすすめは、ダークブラウンやブラウンのものです。
黒のアイラインよりもきつくなりすぎずに、自然に目力をつけてくれます。
アイラインの書き方も、目尻を跳ね上げたり、ちょっと下げて描いたりではなく、その人の目に合わせながら入れていくことが大事です。
では、実際にメークしていきます。
(1)アイラッシュカーラーでまつ毛を上げる
まず最初にアイラッシュカーラーでまつ毛を上げていきます。
まつ毛が下がった状態だと目の部分に影が出て、暗い印象になります。
上げるだけで、目がキラキラした感じに見えてきますよ。
まずはまつ毛の根元にビューラーのフレームを当て、このように挟みます。
一気に上げようとせずに、2回、3回とはさんで、段階的に上げてあげると、自然で美しいカールに仕上がります。
一気に上げようとしないことがポイントです。
一気に上げようとすると、カクーンと折れ曲がった、90度のまつ毛になってしまいます。
そのような不自然なカールになってしまわないよう意識しましょう。
見てください。目がキラキラし始めたと思いません?目に光が入るので。
伊藤:大きく見えますね!
中山さん:大きく見えますし、キラキラした目は意欲的に見えるので、マスカラは苦手という方でも、まつ毛は上げるといいですよ。見た目の印象が全然違ってきます。
(2)アイカラー(アイシャドウ)を塗る
続いて、アイカラーを塗っていきます。
おすすめは、肌なじみの良いブラウン系。
選んでください。あと自然な質感のもの。
今回は、2色セットのアイカラーを使います。
はじめに、明るい色を、上まぶたにのせます。
手で塗ってもいいですが、今回はチップで塗っていきますね。
目の際からアイホールの部分を目安に、ふんわりと、ぼかしながら広げます。
肌なじみがいい色なので、自然な影をつけるような感じです。
そして次にブラウン系のアイカラー。
目の際から、アイホールの下半分ぐらいを目安に、ぼかし広げます。
伊藤:西澤さんは二重ですが、一重の人はどうしたらいいですか?
中山さん:一重の人は、目を開けた状態で、ここまでアイカラーの濃い色が見えてほしいというところに、アイカラーでちょんと印をつけます。二重幅をつくるイメージです。
そして、その印を目安に、深みのある色をのせてあげると、ちょうど目が開いたときに、0.5ミリから1ミリぐらい、深い色が自然に目の上に入り、立体的な目元に仕上がるんです。
伊藤:なるほど!
中山さん:二重の方は、何となく濃い色のアイカラーをどこまで塗るか目安がありますが、一重の人ってどこまで塗ったらいいか、分からないですよね。
なので、目を開けた状態でポイントを決めると、自然に目力がアップしてきますよ。
もし、アイカラーをうまく塗るのが難しいのであれば、マスカラでボリュームを出すといいでしょう。
(3)アイラインを引く
では、アイラインを引いていきます。
ちなみに、アイラインとアイカラーは、どちらが先でも大丈夫です。
今回はブラウン系の、ジェルタイプを使います。
ポイントは、目尻側を少し太めに描くこと。
そうすることで、すっきりして、キリっとした印象に仕上がります。
西澤さんは、まるい目をされているので、アイラインで目尻側を少し太く長めに描いてあげることで、大人っぽい、すっきりした目元に仕上がると思います。
まず、目の際の部分を、目尻側から中央に向かってペンシルを左右小刻みに細かく動かし、まつ毛とまつ毛の間を埋めるような感じで描いて下さい。
今度は、目頭から中央に向かって描きます。
目尻から中央、目頭から中央と、それぞれをつなぐように描きます。
一気に描くのが難しい場合は、分けて描いてもOK。
最後に目尻側を少しだけ長めに、少し太さを出します。
今まだマスカラはついていませんが、ちょっと目力がアップしたのわかりますか?
伊藤:はい、わかります。
中山さん:アイライナーはリキッドタイプでも結構です。
ただ、慣れていない人がリキッドを使うのは結構、難しいので、最初はジェルタイプやペンシルタイプの方がおすすめです。
(4)マスカラを塗る
そしてマスカラは黒を使っていきます。
お湯で落とせるものもいいですが、時間がたつとマスカラが目の際についてしまう、という方は、ウォータープルーフタイプがいいと思います。
塗る時のポイントは、「根元はしっかり、毛先に向かって薄づき」です。
こうするとまつ毛が自然にきれいに見えます。
ブラシでまつ毛の根元を上に向かって持ち上げながら、ジグザグと動かしていく動作を何度か続けます。
まつ毛って、根元が太くて、毛先に向かって細くなりますよね。
だからそれを自然に作ることで、上品な目元が出来上がります。
目力を出したいと思って、毛先ばかり塗ってしまうと、ゴワゴワになってしまいます。
また、マスカラが根元についてないのに、毛先ばかりついていると、重みでまつ毛が下がってしまいます。
「根元はしっかり、毛先に向かって薄づき」っていうのを意識してもらうといいですね。
もし、つけすぎてしまった場合は、ブラシでとかすような感じで、ダマを取り除きます。
下まつ毛は絶対塗らなくてはいけないものではないですが、少し目力を出したい場合は軽く塗ってあげてもいいですね。
完成です。
中山さん:今、まつ毛エクステンションをしてる方、あと黒目が大きく見えるカラーコンタクトレンズを付けている方が結構多いんですよね。
伊藤:多いですね!
中山さん:ですよね、これに関する質問をよくいただきます。
エクステンションやカラーコンタクトをつけて面接に臨むことは、あまりおすすめはしていません。
ただ、エクステンションやコンタクトレンズをつけた自分の顔に慣れてしまっている方は、取ってしまうと自分が自分じゃないみたいで、自信がなくなってしまう方もいます。
面接では、自分の「中身」を見せることが一番ですよね。
自信をなくして、自分らしさをアピールできない心配がある方には、「ナチュラルなものであれば、つけてもいいんじゃないですか?」とお伝えしています。
ただ、まつ毛エクステンションはつけすぎたり、まつ毛が長すぎたりすると不自然なので、つけるとしたら自然なものがいいかなと思います。
伊藤:他のアイテムはブラウン系が多かったんですけど、マスカラは黒にする理由はなんですか?
中山さん:アイラインの場合は、黒にしてしまうと、きつい印象になってしまう方がいます。
しかし、マスカラはどんな目の色でも、黒を塗って強すぎることはありません。
自然に目力をつけて、元々のまつ毛の存在感を高めたいので、黒を使っています。
もちろんブラウンでもいいですが、黒の方が、しっかりした目力が出ると思います。
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