2019年09月05日
就活のギモン、メーク編。
学生リポーターが、資生堂ヘアメイクアップアーティストの中山夏子さんに、「就活メーク」を実際にしてもらいながら、コツを教えてもらいます。
今回は、眉のメーク。きれいに描くのが難しいという人も、コツを知ればバッチリ!
西澤:眉メークをお願いします。私は眉が薄いので描くのが難しくて・・・
中山さん:みなさんよく悩まれています。でも、ポイントを押さえれば大丈夫です。
眉毛は顔のイメージを決める上で、すごく重要なパーツです。
きれいに美しく描けると、知性を感じる印象になるので、今日はそこを意識して作っていこうと思います。
就活メークでは、ダークブラウンやブラウン系がおすすめです。
就活中は、髪の色を暗くすることが多いと思うんです。
でも、だからといって眉毛を、髪の色と合わせてグレー系で描いてしまうと、ちょっと重たく見えたり、人によってはきつく見えたりしてしまうことも。
髪の色よりも少し明るめの色を選びましょう。
西澤:描くときのポイントを教えてください。
中山さん:まず、眉のかたちを描くポイントがあります。
眉山、眉尻、眉頭の位置を押さえると、誰でもきれいな形の眉が描けます。
眉山の位置は、この白目の外側の端ぐらい。ここが眉山の位置になります。
そして、眉尻は眉頭より下がらない方がいいですよ。
下がって描くとすごく悲しい印象に見えてしまいます。
眉山が上がっている方が、スッキリ見えやすいんですけども、西澤さんの場合、もともとの眉毛が水平気味なので、あまり無理に角度をつけると違和感を感じてしまいます。
なので、ちょっと様子を見ながらやっていきますね。
西澤:お願いします。
中山さん:最初に眉山をパウダータイプのもので描いていきます。
眉山から眉尻に向かって、眉尻が眉頭よりも下がらないように描いていきます。
そして、眉頭から真ん中の部分を描きながら眉山につなげていくような感じで描きます。
眉毛の太さは、細いと寂しい印象になってしまいます。
なので、就活のメークの時は、細くなりすぎないように意識しましょう。
そして、眉頭は強く描きすぎない、これもポイント!
強く描いてしまうと、すごくきつい印象になったり、神経質な感じに見えたりします。
明るい色か、先ほど取ったブラシに残っているもので、少しぼかすような感じで柔らかく。これがポイントになります。
眉毛が長い場合は、少しカットして整えてもいいです。
カットするのが嫌な場合は、ブラシでそろえるといいですよ。
パウダーが終わったら、足りない部分をペンシルで埋めていきます。
ペンシルは、塗りつぶすのではなくて、1本1本毛があるような感じで描いていきましょう。
そうすると立体的な眉毛に仕上がります。
水平な眉の方は、眉尻が下がりやすいので気を付けてください。
伊藤:眉が一番、難しいですよね。
中山さん:皆さんおっしゃいます。
なぜかって言うと、形をとらえにくいのと、左右対称じゃないのがすごく目立ってしまうから。
就活だけではなくて、メークのお悩み、ナンバーワンですね。
眉毛って、中央が毛の量がいちばん多いですよね。
なので、眉の中央部分を少しだけしっかり書いてあげると、自然で立体的な眉毛に仕上がります。
今日はパウダーを先に使いましたが、最初にペンシルを使っても結構です。
ただ、ペンシルで全部書いてしまうと、線のあとが残ってしまったり、強く描きすぎてしまったりする方が多いです。
最初にパウダーでふわっと仕上げてから足りないところだけペンシルを使うといいと思いますね。
でも、絶対、これを使わなきゃいけない、ということはないので、慣れてるものを使ってもらうといいかなと思います。
伊藤:眉毛は印象が大きく変わるポイントですね。
中山さん:そうですね、少し前は、生やしっ放しのナチュラルな眉毛がはやりました。
最近は洗練された、知的な感じの眉が流行り始めているので、整えてきれいに描く仕上がりが増えていますね。
はい、いま、眉毛だけ描いた状態ですけど、これだけできりっとした感じになったと思いませんか?
西澤:(鏡を見て)すごく違う!
中山さん:ね、眉毛だけで印象違いますよね。
やっぱり眉を整えるだけで、すごく洗練した印象になるんですね。
ほかのメークをしていなくても、キリッと知的な感じ、意志のある感じに見えます。
眉毛がボサボサしてると、ぼやっとした印象に見えるので、少しカットして整えてみてもいいですね。
眉毛、大事ですね。
伊藤:すごくしっかりした印象になりましたね。
中山さん:そうですね。
知的な印象に見せたい場合は、眉毛をしっかりめに描くといいです。
柔らかい雰囲気に見せたい場合は、柔らかく描いてあげた方がいいです。
眉毛を描くとすごく意志があって、芯の強さがある印象になるので、自分をどう見せたいかによって、眉の描き方、濃さ、しっかり具合は変えてくださいね。
伊藤:薄目に描くと、ふんわりした感じになるんですか?
中山さん:ちょっと明るめの色で、山の角度をあまりカクッとさせないとか、きちっと作り過ぎないようにすると、柔らかさが出てきます。
あと、パウダーだけで仕上げてあげるとか。ただ、柔らかくみせるにしても、メリハリが大事です。
伊藤:元々眉毛が濃い人って、どうしたらいいですか?
中山さん:そういう場合は、ちょっと眉マスカラとかで、眉の印象を明るくして、柔らかく見せてあげるのもいいかもしれないですね。
もともと眉毛がしっかりしている人は、描かなくても、抜けている部分を少しペンシルで埋めるぐらいでもいいと思います。
伊藤:私はすごく濃いので…。
中山さん:眉マスカラするだけでも、柔らかさが出てきますよ。
個性や、眉の状況に合わせて、これは要らないけどこれは使う、みたいに取り入れてもらうといいかなと思いますね。
伊藤:左右対称にするコツとかってありますか?
中山さん:そうですね、みんな人間って、左右対称じゃないんですよね、眉毛も目も・・・。
ただ、極端に眉毛の高さが違うという場合は、低い方を高めに描いて、高いほうをちょっと低めに、と、上下のバランスを合わせていきます。
鏡を見ながら練習して、自分でコツをつかむことが大事かもしれないですね。
「就活メーク」次はリップ編です。
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