2019年08月30日
“マイナビ、リクナビの圧倒的2強”が続く就職情報サイトに、変化の兆し?。就活生を対象にしたアンケートでは、比較的新しいサイトが急激にシェアを伸ばす結果に。背景に何があるのか?
人事に関連する調査・研究を行っている「HR総研」は、来年、大学を卒業する学生らを対象に、去年6月からの1年間に最も活用した就職情報サイトについて、WEB上でアンケート調査を行った。
結果は、以下の通り。
急浮上したのは、「ONE CAREER(ワンキャリア)」「外資就活ドットコム」「就活会議」の3サイト。
特に文系では、去年は1%以下でランク外だったワンキャリアが14%に急激にシェアを伸ばし、3位に浮上。外資就活ドットコムは3%で5位、就活会議も2%で6位にランクインした。
これまでの調査では、大手の「リクナビ」「マイナビ」が圧倒的なシェアをもつ“2強”状態が続いてきた。今回も、“2強”であることにかわりはないが、理系のリクナビ以外ではややシェアを落としている。
なお、調査の実施は、ことし6月で、リクナビの運営会社が、学生が内定を辞退する可能性を数値化して企業に提供していた問題が表面化する前になる。
上昇したサイトのうち、ワンキャリアは「透明性のある社会を創る」をコンセプトに内定した学生が企業に提出したエントリーシートや、学生が体験した企業の採用過程などを具体的に開示している。
「面接内容、エントリーシートなど実際のものがわかるから」(中堅私立大・文系)、「選考体験談が非常に役に立ったから」(旧帝大クラス・文系)、「上位大学の先輩方のエントリーシートがたくさんあり、選考フローも細かく書かれていたから」(旧帝大クラス・理系)といった評価が寄せられた。
外資就活ドットコムは「外資系・日系超一流企業を目指す学生のための就職活動サイト」とPR。
「先輩の選考体験記」などが読める。
「高学歴層が揃っており、有益な情報にあふれていたと感じるから」(早慶クラス・文系)「面接の質問内容など情報がたくさんあったから」(旧帝大クラス・文系)などの声が寄せられた。
就活会議は、「従業員・就活生の声を参考に、選考対策や企業研究ができる日本唯一の就活口コミサービス」を掲げている。
「実際に選考を受けた学生のコメントや、働いているor退社した人から見た企業の姿が見られるから」(中堅私立大・文系)「内定者のエントリーシートを閲覧し参考にしていたため」(上位国公立大・理系)などと、支持する声が寄せられた。
ワンキャリアは2015年創業、外資就活ドットコムは2010年など、“2強”と比較すると新興の就職情報サイト。
こうした就職情報サイトは、多くの企業情報が掲載されるなど企業側の情報に強みを持つ大手サイトと差別化を図るため、学生から寄せられる選考過程の実体験やクチコミを最大限に生かすスタイルで成長してきたとHR総研は分析している。
HR総研は「今は大手企業を中心に、就職情報サイトを通さなくても自社のエントリーサイトから応募できるようになってきた。就活生にとっては、その企業の選考をいかに通過するかといったノウハウやヒントを得られるサイトの方が、利用価値が高いということではないか」と話している。
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