「転職するのが当たり前」とも言われるようになった昨今。実際に、働く人の2人に1人が転職を経験しているという調査結果も。

どんな理由で転職を決意しているのか、参考に見てみましょう。

※リクルート「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」より

リクルートの調査では、20代～50代で「転職を経験したことがある」と答えた人は51.2％。半分以上の人が転職を経験しているという結果になりました。

さらに20代に焦点をあてて見てみると、すでに4割近くの人が転職を経験しているという結果に。

また「転職をしていない」と回答した人たちの中でも、19.9％が転職サイトへの登録や選考へのエントリーシート提出など、何らかの転職活動は経験していると回答しています。

多くの20代が転職を視野にキャリアを積み重ねていこうとしている姿勢が伺えます。

次に、転職した人たちに前の職場を退職した理由について聞きました。

年代別に見ても、上位4項目は共通しているそう。

リクルートの調査担当者は、こうした不満は自分が職場に対して思い描いている理想と、実際の職場の現実とのギャップによって生じるものだと指摘しています。

自分の理想と入社後のギャップを小さくするためには、就職活動を通じて事前に職場の雰囲気や組織文化を感じ取る努力を怠らないことが大切だといいます。

では、どのような職場が理想に近いのでしょうか。転職を希望している人を対象に、５年後の勤務先に希望する条件を尋ねました。

まずは、安定して納得のいく待遇を受け続けられるかどうか、という項目が上位に。次いで、やりがいや働き方、働く環境についての項目が並んでいます。

ライフスタイルの変化や仕事に対する価値観の多様化に伴い、柔軟な働き方ができるかどうかも、仕事を続けるうえでの大事なポイントになってきているようです。

※対象:2022年3月時点での就業形態が「正社員･正職員」の20～59歳の就業者 期間:2022年3月29日～30日 有効回答:7804人