教えて先輩!実演販売士 レジェンド松下さん【後編】

就活は失敗でした…けど大丈夫!

2020年03月23日
(聞き手:勝島杏奈 西澤沙奈)

テレビショッピングで1日2億1000万円を売り上げた記録を持つ実演販売士のレジェンド松下さん。でも、就職活動は全敗…だったそうです。挫折の連続だったレジェンドさんは言います。「就活は失敗しても、大丈夫!」(前編はこちら)

就職活動は全敗!

学生
西澤

実演販売の道に進もうと思ったのは、いつ頃なんですか?

大学4年のときに就職活動したんですけど、失敗して…。やりたかった職業はテレビの制作だったんですけど、いざ受けてみたらひとつも受からなくて。それで大学卒業してから、この実演販売の仕事を始めました。

松下さん

レジェンド松下さん
法政大学経済学部卒業後、マスコミ業界を中心に就活するも全滅。
挫折を味わい、当時は「この世の終わり」と感じる。
実演販売士・和田守弘のもとに弟子入り。
実績を上げながらも挫折を繰り返し、今に至る。

 

売れる秘けつを聞いた前編はこちら

 

そもそもなぜ制作側になりたかったんですか?

元々ものを作ったりするのが好きだったんです。あとはすごくテレビっ子だったので単純にテレビを作る側に行きたかったって感じですね。

『面接室へGO!シーズン2』NHK総合

実演販売士でおなじみのレジェンド松下さんが、人気企業の面接室を楽しく紹介するミニ番組。3月19日から「シーズン2」を放送。

部屋の広さや椅子の座り心地、面接室に隠された就活生へのメッセージを公開する。「シーズン1」はこちらで公開中

学生時代の就活はなぜうまくいかなかったんだと思いますか?

絶対に受かると思ってて、自信だけすごくあったんです。でも、いざ、蓋開けてみると何も無い空っぽの学生だったんですね。何にもない学生なのに、あるようなふりをしてプライドだけは高かった。

就活で落ちて良かったのは、何もない自分に気付かされたということ。

実演販売を始めた時に、自信があるままだったら、壁にぶち当たった時に「俺はこの仕事は向いてないから」って絶対諦めたと思うんです。

でも、僕の場合は就活に失敗してもう崖っぷちだから、とにかく死に物狂いで頑張ろうという思いで実演販売を始めたんです。

そうなんですね。

実演販売をはじめて、やっぱり最初の3年間ぐらいはしんどかったんですけど、純粋に取り組めたんですね。その純粋さっていうものに気付かされたのが就活時代の失敗です。

学生
勝島

結果的に良かったってことですよね。

落ちてよかったですね。テレビ局に就職したとしても駆け出しのアシスタントディレクターの時点で、壁にぶち当たってたぶん辞めていたと思うんです。

本当にやりたいことをやる自分じゃなくて、かっこつけの自分でやってたと思う。

でも当時は、落ちたのはやっぱりすごくつらかったし、自分というものにすごく自信がなくなってたんですけど、それによって違う道で本当に1からやり直せたので。

なぜ実演販売の道に?

でも、就活で失敗してなぜ、実演販売の道に進んだんですか?

大学時代に野球場で売り子をやってたんですよ。

ビールですか?

ビールが主役のアルバイトですけど、僕はコーヒーの売り子だったんです。

野球場で売り子がコーヒーを売っているのはほとんど知られていないから、売るのは非常に大変、ほとんど売れなくて。

大変そう…。

じゃあ“売るために何をすべきか”って考えて、買ってくれた代わりに、例えば応援歌を配るだとか、代わりに応援してあげるとか、いろいろやって盛り上げたりしたんです。

そのうちに、「じゃあ、君を気に入ったからコーヒー買ってあげるよ」ってなって、通常30杯の売り上げのところを毎回200杯、300杯と売って。お客さんから「うちの会社来い」と言われて名刺をもらったりして、よくスカウトされましたね。

すごいですね。

テレビ局への就活がダメでどうしようかなと思った時に、販売に向いていたっていうのとテレビに出てみたかったなっていうのを思い出して、テレビに出られて販売ができる実演販売が向いてるんじゃないかって思ったんです。

それで弟子入りをしてテレビショッピングの道へ進んでいった。

弟子入りってどこにですか?

当時、テレビショッピングをやっていた会社を調べたらこの会社が出てきて、師匠を紹介してもらいました。

実演販売の世界にも師匠がいらっしゃるんですね!

今はちょっと変わってセミナーが開かれて、養成所のようなものがあるんですけど、当時はそうでした。

どこで成功するかはわからないけれど

学生時代はそんなにしゃべりが上手くなかったっておっしゃってたんですけど、面接はどんな心がけて臨んでいたんですか?

やっぱり何かちょっとしでかしてやろうみたいな。それでいつもすべってました(笑)

それって、印象は良かったんですか?

悪かったから落ちたんでしょうね(笑)。良かったら今テレビの制作やってると思う。

みなさんは、何社くらい受けてるんですか?

2、30社くらいかと思います。

落ちた人間が言うことじゃないんですけど。その30社という蓄積があるので、もう次で受かるかもしれないし。その間に絶対に成長しているんで。

どこで成功するかわからないですけど、やればやるほど、ダメっていうことは絶対ないです。

求めない、許す、忘れる

座右の銘ってありますか?

これですね。

「求めない、許す、忘れる」。

例えばパートナーにお皿を洗ってくれとか求め始めると、ストレスたまるんですね。これは仕事でも同じで、パートナーに何かやってほしいなって思うとイライラしますよね。

確かにそうですね。

相手にやってほしいと全く求めないようにするだけで、実はすごく幸せになる。あと何かされても全部許してあげる。嫌なことをされても全部忘れる。それだけでハッピーな生活が待っているっていうこと。

そう思えるってすごいですね。

1番は相手に何も求めない。期待しない。自分でやってしまうか、やってほしいなら言う。「なんでやってくれないの」って思うのが一番イライラを生むんです。

最後に就活生にメッセージをお願いします。

「ムダなことなんて何もない」ですね。

落ちたって大丈夫ですよ。絶対に大丈夫。やり続けること、諦めないことです。

頑張ります。ありがとうございました!

編集 宮脇麻樹

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