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子育て応援トレイン 走り出す

こんにちは、記者の大窪です。

子育て中のお父さん、お母さんにうれしいニュースが入ったのでお知らせします。

東京や神奈川を走る小田急電鉄で、5月から子育て中のパパやママを応援する「子育て応援トレイン」が走り出しました。

子ども連れでも安心して電車に乗ってもらおうと、小田急電鉄と関連会社、賛同する企業などが共同で企画しました。

5月2日から30日までのおよそ1か月間の期間限定で「赤ちゃん連れのお出かけはちいさな“お引っ越し”です」「電車内でとつぜんギャン泣き。こっちも泣きたくなる(汗)」など、子どもを連れて外出したときに親が経験することがらや気持ちをポスターにして、編成するすべての車両に掲出しています。

また、このうち1両を特に「子育て見守り車両」と命名して、床や壁などの車両全体に子育てを応援するポスターを掲示。

担当者は「小さなお子さま連れのお客さまにも安心してお出かけを楽しんでもらえる車両にしたい」としています。

若い世代から社会を変えたい

企画した小田急エージェンシーのプロジェクトチームのメンバーに話を聞きました。

左上からメンバーの松葉さん、尾崎さん、左下から清野さん、記者、広報の小野さん

メンバーはいずれも20代で、子どもはいません。

どうして子育てを応援する企画を立てたのか、メンバーの清野歩さんはこのように話しています。

清野さん
「これまで、早くにママになった友人が肩身の狭い思いをしながら子育てしているのを聞いたり、電車の中で申し訳なさそうに子どもをあやしているお母さんやお父さんの姿を見たりしてきました。これから子どもを育てる私たち世代こそ、積極的に子育ての大切さを伝えていかなくてはいけないと感じています」

「また、ツイッターで『公共交通機関は子どもが幼いうちは使うな』『子どもが泣いているのは親がなにもしていないせいだ』などの厳しい声を目にすることも多く、悲しい思いをする人をひとりでも減らしていけたら、というのも企画のきっかけでした」

清野さん

子どもと一緒でも安心して乗ってもらえるよう願いを込めた「子育て見守り車両」には子育て中ではない方ももちろん、乗ることができます。

清野さん
「ポスターや取り組みを通じて、子育てしている人たちの現状を少しでも知ってもらい、泣いている子どもがいたらあたたかく見守ってもらえる、そんな雰囲気がこの車両から社会全体に広がっていったらうれしいなと思っています」

若手社員の発案からスタートした今回の取り組み。

次世代のために少しずつでも子育てしやすい社会になっていってほしいなと感じました。

今回作られた子育てを応援するポスターは小田急線全線の電車内や30の駅でも見ることができるそう。

「子育て応援トレイン」の運行予定は小田急電鉄のHPからチェックすることができます。

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