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「憲法の番人」の“伝家の宝刀”

裁判所には、国会が作った法律や行政の省令など「法令」が憲法の趣旨に反する場合は、「NO」と言える「違憲審査権」があります。「憲法の番人」である最高裁がこれまでに法令を「憲法違反」と判断したのは※10件。「伝家の宝刀」とも呼ばれています。憲法違反にあたる部分は、その後、改正されました。

最近では、離婚した女性が再婚を禁止される期間をめぐる裁判や、両親が結婚していない「婚外子」の遺産相続の格差をめぐる審判で、法律の規定が憲法に違反すると判断しました。このほか、行政の対応や法律の解釈についても、憲法に違反するかどうか判断できます。ただ、アメリカ軍の駐留や衆議院の解散をめぐる裁判で、最高裁は「高度に政治的な行為は司法審査の範囲外」という判断(「統治行為論」とも言います)を示しています。

※2021年10月時点