不祥事などで繰り返し話題になる霞が関の官僚。
だがテレビの国会中継などから見えるその姿は、いわば氷山の一角だ。
日本の国作りを支えてきた官僚は、いま何を思い、この国をどこに導こうとしているのか。
平成から令和へ。霞が関、官僚のリアルを徹底取材する。
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育休取得99%ってどういうこと?
男性が育児をすることが当たり前となったいま。ある数字に目がとまった。 「男性国家公務員の育児休業・休暇の取得率は“99%”」…
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なぜ言葉は響かないのか
先月12日から始まった4回目の緊急事態宣言。しかし、人出は思うように減らず、感染は拡大、首都圏を中心に医療体制は危機的な…
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官僚の劣化? 相次ぐ法案ミス
今国会で相次いで明らかになった法案のミス。なぜミスが多発するのか。法案作りの実態を取材した。
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コロナで激務に ~霞が関の官僚にいま何が~
午前4時47分 妻「帰っておくれ寿命が縮む」午前4時59分 夫「タクシーなう」ある若手官僚が帰宅中に妻と交わしたラインで…
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霞が関の就活に異変 “事前面談”に広がる困惑
コロナ禍の中、国家公務員を志す学生を対象に霞が関で開かれた「事前面談会」とは…
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危機対応で政治行政に問われるものは 国連 中満事務次長に聞く
国際的な危機対応のプロの目に、各国の新型コロナウイルス対応はどう映っているのか、そして日本の政治行政をどうみているのか
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今どき官僚もテレワークですが…
国が呼びかける「人との接触8割減」。企業などの「出勤者7割削減」。しかし、霞が関の官公庁では目標実現にほど遠いようで…
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コロナと闘う公務員たち 厚労省“コロナ本部” 現場の保健所は
新型コロナウイルス対策の要として、厚生労働省内部に設けられた通称「コロナ本部」。官僚たちは不眠不休で働いています。
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失われた“特別な時間”
安倍首相が示した全国一斉の臨時休校の意向。驚いたのは生徒や教員、保護者だけではなく、文部科学省の官僚たちも…
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心身病む官僚たち
激務の末、うつ病などの精神疾患で1か月以上休む国家公務員の数が増加傾向に…
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官僚たちの“サクメシ”
楽しいランチタイムは今や昔!?官僚たちのお昼ごはん事情からかいま見える霞が関のリアルとは。
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あるキャリア官僚の死
「親不孝な息子で本当にごめんなさい」5年前の3月。こんな遺書を書き残し、総務省の31歳のキャリア官僚が自殺しました。亡くなる前の残業時間は過労死ラインを大きく超える月135時間に上っていました。
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総理大臣公邸に幽霊? ~質問主意書は何のため
『質問主意書』という内閣に文書で質問を行う制度。口頭での質問機会が限られた議員、主に野党議員にとっては、大事な制度です。しかし、霞が関の官僚たちにはどうも不評のようです。しかも、「不毛なものが多い」という声も。「総理大臣公邸に幽霊がでるのか」といった、ちょっと驚きの質問もあったそうです。
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官僚が自転車で疾走~真夜中に届けるものは…
霞が関を歩いていると、時折、疾走する自転車を目にします。乗っているのは官僚です。少し似つかわしくない感じもしますが。これ公用だそうですが、いったい何のため?
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似てます…「官僚」と「無給医」
「人生の墓場に入った」「毎日死にたい」 これらは厚生労働省の若手官僚たちの声です。私は官僚たちの話を聞きながらすぐに思いました。「同じような声を無給医からも聞いたな」と。
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夏休みの宿題?? これ、官僚の仕事?
子どもたちは楽しい夏休みの最中ですよね。一方、みんな頭を悩ますのが自由研究などの宿題。こっそり両親に手伝ってもらった経験、あるかと思います。でも、その宿題を官僚が手伝っていたという話を聞き、さすがに耳を疑いました。
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官僚の勤務データは“リアル”? 人事院に直撃
これまでお伝えしてきた霞が関の過酷な勤務。(『霞が関のリアル』「眠らない官僚」などをご覧ください)取材しながら、ずっと「気になる」勤務データがありました。その疑問を官僚組織全体の勤務状況を把握する人事院にぶつけてみました。
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霞が関の嫌われ者 “質問主意書”って何?
官僚の人たちが、私たち「霞が関のリアル」取材班に寄せてくれた意見のうち、ずっと気になっていたのが“質問主意書”というものです。なんと言ってもその評判が芳しくないからです。どんなものなのか、調べてみました。
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霞が関文学って何??
霞が関で取材していると、官僚の皆さん、たまに耳慣れないことばを口にします。「お経」? ここはお寺ではないのですが…。「デマケ」?? 「呼び込み」?? これらの単語、皆さん、どんな意味だと思いますか?
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改革は“外目線” 霞が関を飛び出す若手官僚たち
中央省庁で働く官僚たちの素顔に迫る「霞が関のリアル」。これまで過酷な長時間勤務や旧態依然とした組織の姿を伝えてきましたが、取材していると高い問題意識と改革の意欲を持った多くの人たちに出会います。
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老後2000万円問題 官僚たちはどう受け止めた?
今、永田町・霞が関を揺るがしている老後の資産形成をめぐる金融庁審議会の報告書。官僚の本音に迫る私たち取材班にとっても、この問題を官僚のみなさんがどう考えているのか、気になります。
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この日、大臣は何を? “大臣日程表”を見比べて
各省庁で、大臣の日程表が即日廃棄されていた問題。今回、私たちは、廃棄される前の各省庁の日程表を入手しました。その内容を見て驚きました。
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官僚女子もつらい!
結婚したい、子どもも欲しい、仕事も続けたいー。漠然とつきまとう不安。働く女性たちが抱える悩み、官僚も例外でないようです。
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40歳以上が多すぎ?~官僚組織の「逆ピラミッド」
ある官僚が私の前でつぶやきました。「課長もヒラもせわしなく働いているのに、暇そうなおじさんがいるんですよ…」ちょっと失礼な言い方では? しかし聞いて回ると、同じように感じている若手官僚が結構いました。
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厚労省で妊婦が深夜3時まで残業!働き方改革はどこに…
霞が関の働き方について取材を続ける私たちに、ある省庁で「妊娠中の職員が深夜3時まで残業している」という情報が。その職場を調べてみて、驚きました。
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官僚は構想力だ “レジェンド”は語った
皆さんは、内閣官房副長官という役職をご存じですか?内閣総理大臣を側近として支えるすべての官僚たちの頂点に立つポストです。今回は、この内閣官房副長官として、村山富市氏から小泉純一郎氏まで5人の総理大臣を支えた、霞が関のいわばレジェンドのような男性に今の霞が関をどう見ているのか、聞いてみました。
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官僚人生 私たちはこう走った
私たちが「霞が関のリアル」を取材し始めて2か月。これまでの取材や、いただいた投稿からは、長時間勤務に疲弊し、やりがいを見い出せずにいる官僚の姿が見えてきます。いったいどうすれば?そのヒントを、この2人に聞いてみました。
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どうして即日廃棄?~大臣の日程表
皆さんは、大臣の日程表ってご存じですか?いつ、どこで大臣が誰と会い、どんな仕事をしたのか、そんな内容が記されています。この日程表、実は公文書なんですが、各省庁が極めて短期間で、廃棄していたことが分かりました。どうしてなんでしょうか?
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この春、霞が関やめました
満開の桜のもと、ことしも霞が関の各省庁で入省式が開かれ、多くの新人官僚がキャリアをスタートさせました。一方、そんな季節に、若手官僚からこんな声も届きました。「霞が関、やめました」。いったいなぜ?
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民間人がなぜこんなに!?
霞が関のリアルを知ろうと取材していると、あることに気づきました。「民間の出身者、意外と多い!」実際、どうなっているのでしょうか。
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なぜ?東大生の“官僚離れ”
かつて東京大学から霞が関といえば、典型的なエリートコースでした。しかし、今の東大生には自分たちが進む道として魅力的に思えないようです。
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官僚の妻・夫の叫び ~子どもが持てない、残業代がでない
夫「きょうも帰りはタクシーだ」妻「(スタンプ泣き顔…)」深夜に夫婦が交わしたLINEの会話。“本当は会って話したい。でも仕方ないんです。夫は官僚だから…”
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眠らない官僚
不夜城とも言われる“霞が関”。毎晩、官僚たちの帰宅を待つタクシーが長い行列を作っています。相次ぐ不祥事で、何かとニュースになっている官僚の人たち。でも、そんな遅くまでいったい何をしているのか、気になりませんか?
体験やご意見をお寄せください
「あなたが不思議に感じる霞が関の“常識”や“エピソード”」「霞が関でこれはやめて欲しいと思ったこと」「あの不祥事以降、わが省はこう変わった」「政治との距離」など、具体的な体験やエピソードを募集しています。