交通事故で妻を亡くした警察官。その日は2人の12年目の結婚記念日でした。“自分のような悲しい思いを誰にもしてほしくない” 自分ができることは何か、警察官が考えた末にたどり付いた“答え”とは。
2022年11月18日
3年前、児童養護施設の施設長が勤務中に刺されて死亡しました。刺したのは親代わりとなって成長を見守ってきた施設の卒業生でした。なぜ命を奪われたのか…妻は理由をどうしても知りたくて、捜査にもできる限り協力しました。しかし届いたのは、不起訴になったことを知らせる2行の通知。制度の壁により真相が分からないまま、遺族の苦しみは今も続いています。
2022年11月11日
「きょうは何日か知っている?11月4日だよ。『いいよ』の日だよ」 3度目で受け入れてもらえた、交際の申し込み。夫婦にとって大切なこの日は、翌年、結婚記念日になりました。3年前、東京・池袋で高齢ドライバーの車にはねられ死亡した松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)。交通事故の苦しみとつらさを実感した家族は、交通安全の大切さを訴え続けています。松永さんと、沖縄で暮らす父親が振り返る、愛する人への想いです。
2022年11月2日
「満員電車で体を触られ、恐怖で動けなくなりました。『なぜその車両に乗ったのか』いまでも自分を責めてしまうんです。『そんな必要はない』とこれまで被害者に言い続けてきたはずなのに・・・」 痴漢の被害にあった女性は、性犯罪の被害者支援に取り組む弁護士でした。「自分自身が被害者になって気づいたことがたくさんある」 女性が伝えたかった思いとは。
2022年9月1日
社会人になったばかりの22歳。150万円を借りてまで暗号資産の運用をうたう投資に手を出したのは、同級生からのSNSがきっかけでした。 娘のようにつらい思いをする人が1人でも減ってほしいと、被害救済の団体設立に協力した母親が思いを語ってくれました。
2022年8月25日
夫が選んでくれた 夫婦おそろいの腕時計。クリニックの放火事件に巻き込まれた夫が、最後まで身につけていたものでした。まだ煙のようなにおいが残っています。幼い子どもを1人で育てていかなければならない不安のなか、さらにがく然とさせられたのが、犯罪被害者への国の補償制度でした。「命の価値に差をつけないで」妻の訴えです。
2022年8月12日
乗客乗員520人が犠牲になった日航機墜落事故。現場で発見されたカメラに残されていた写真です。写っているのは、小さい子どもに寄り添う10代の姉妹。亡くなる数日前に撮影されました。あの日から37年。母親はことし、あの夏の約束を胸に、2人に会いに行こうと考えています。
2022年8月10日
保育園の友だちだった歩ちゃん。最後に会ってからおよそ25年。「障害者は不幸をつくることしかできない」 あの事件を起こした被告の裁判を傍聴していたとき、思い起こしたのが重い障害のあった歩ちゃんの姿でした。障害者とともに生きること、“共生社会”ってなんだろう。私は彼女の人生をたどることにしました。
2022年7月25日
大阪でクリニックが放火された事件。「兄は医師として、患者でもあった容疑者を救えなかった。そのことを悔やんでいるはず」亡くなった医師の妹は語ります。
2022年6月7日
“北朝鮮は地上の楽園” 心ひかれて海を渡ったものの待っていたのは「“地獄”のような生活だった」 日本に逃れた5人が北朝鮮政府に賠償を求めた異例の裁判 込められた思いとは
2022年3月25日