「事件を思い出すたびに、強い憤りと悲しみで心がいっぱいになり、何も手がつけられなくなります。『またひぼう中傷をされるのではないか』恐怖で手が震え、直前で投稿をやめてしまうことも増えました」
東京・池袋で暴走した車にはねられ妻と娘を亡くした松永拓也さん。
自身をSNS上で中傷したとして侮辱罪に問われている被告の裁判で、きょう法廷に立ち、いまの心境を語りました。
今年7月に改正法が施行され、罰則が重くなった侮辱罪。
「優しいインターネット社会になってほしい」と法律の見直しを求めてきた松永さんが法廷で語った意見陳述の詳細です。