大勢の人が利用する電車内で相次いで起きている切りつけ事件。
ことし8月には、小田急線で10人が重軽傷を負う事件がありました。
逮捕された30代の容疑者は「幸せそうな人を見ると殺したくなった」などと供述し、「自分も被害に遭っていたかもしれない」と、電車に乗るのが怖くなったという人も多くいます。
事件のあと、被害者と同年代の大学生などが再発防止を訴えて声を上げ始めましたが、こうした人に対してネット上で「お前が刺されればよかったのに」「売名行為だろう」などといった書き込みが相次いでいます。
止むことのないひぼう中傷や、匿名での攻撃。
いま、何が起きているのか、当事者の声を取材しました。
(社会部・警視庁担当記者 岡崎瑶)