スーパーチューズデーって何?

アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの大きなヤマ場と言われるのが「スーパーチューズデー」だ。
毎回、2月から3月上旬の火曜日に予備選挙や党員集会が多くの州で一斉に開催される日があり、これを「スーパーチューズデー」と呼んでいる。

ことしは3月3日。
政権奪還を目指す野党・民主党は、14の州とアメリカ領サモア、それに海外の民主党員による予備選挙や党員集会が行われる予定だ。
全米で最も人口の多い西部カリフォルニア州の予備選挙も行われ、この日1日で大統領候補を選ぶ代議員のうち、およそ3分の1が決まる。

過去、この「スーパーチューズデー」で候補者が事実上絞り込まれることが多く、4年前には、民主党のクリントン氏と共和党のトランプ氏が11の州のうち、7つの州でそれぞれ勝利し、指名獲得に大きく近づいた。

今回は、民主党の有力候補の1人、ブルームバーグ前ニューヨーク市長がスーパーチューズデーから本格的に参戦するという異例の展開を見せていて、有権者の選択にどのような影響を与えるかが、注目点となっている。

(国際部記者 松尾恵輔)