ひきこもり女子会

ひきこもる女性たちを支えようと、同じようにひきこもりを経験した女性たちが集まって思いを共有する「ひきこもり女子会」という取り組みが始まっています。(大澤深雪記者)(おはよう日本 1月29日放送)

東京・渋谷区で行われた集会。その名も「ひきこもり女子会」です。

孤立する女性たちを支えようと、ひきこもりを経験した女性たちが定期的に開いています。会では、まずスタッフが自らの経験を打ち明け、つらい思いを共有する仲間であることを伝えます。

ひきこもりUX会議 林恭子さん
「27歳くらいだったと思うけど、限界がきて、自宅にひきこもる状態になった。かなり強い絶望感と、未来を失ったという感じになった。」

そして、参加者が本音を語りやすいよう、少人数に分かれて話す時間を設けます。相手の話を否定しないというルールの中で、参加者は、「仕事」や「親子関係」など、抱え込んできた悩みを打ち明け始めていきます。

参加者
「母と暮らした時期、心身ともに調子悪く、何日も立ち直れなかった。」
参加者
「経済的に自立したかったので、職業訓練で、体を壊した。」
ひきこもりUX会議 林恭子さん
「焦りはするよね。」

語り合い、苦しみを分かち合うことができる場を求め、2回3回と通うようになる人も多いといいます。
参加者
「体験談を聞いて、すごく心に残ったことがあった。
本当に共有できる場があるのはいい。」
参加者
「自分と同じ立場の人がいっぱいいて、胸を開いて話せるところがある。」

社会とつながりはじめた女性

会に参加したことで、前に踏み出すことができたという女性がいます。

女性(37)
「気持ちが明るくなって、こんな私でもなんとかなるかなって。」 37歳の女性。服飾の専門学校を中退後、15年近く実家でひきこもっていました。一昨年(2016年)はじめて女子会に参加。その場で、同じ苦しみを抱える女性が再就職して努力したという話を聞きました。
勇気づけられたという女性。
思い切って、かつての夢だった服飾関係の求人に応募しました。
「短くなってはいけない。」
今はパートとして働きながら、少しずつ仕事に慣れようとしています。
女性(37)
「(女子会に)行ってなかったら、今もずっと部屋にいて、ひきこもっている。ひきこもっていると思います。自分も頑張れるのかなと、ちょっと前向きに考え始めていて、このまま頑張りたい。」

見過ごされてきた、女性の引きこもり。女子会を行う団体では、女性たちが少しでも社会とつながるための支援がさらに必要だと考えています。

ひきこもりUX会議 林恭子さん
「一人で孤立し、日々たたかう人たちの限界、疲れきっている様子も伝わっている。苦しさをそのまま受け止めて、決して否定することなく受け止めた上で、彼女たちがどう生きていきたいかを、後ろからサポートする場や支援が必要。」

女性に特化した取り組みが重要

ひきこもる人たちへの支援は、公的機関でも行われていますが、職場や学校で男性から精神的に傷つけられるなどしてひきこもった女性も少なくなく、女性に特化したこうした取り組みが重要になってきていると感じました。

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