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実はさらに続く「はやぶさ2」の旅

探査機「はやぶさ2」の挑戦はカプセルを帰還させた後も続くことになりました。

「はやぶさ2」は燃料がおよそ半分程度、残っていることから、カプセルを切り離した後、新たに別の小惑星を目指すことになっています。

目的地は「1998KY26」と呼ばれる直径30メートルほどの小惑星です。

JAXAはもう1つの別の小惑星「2001AV43」も候補にしていましたが、こちらの小惑星は太陽に最も近づく時の距離が「1998KY26」よりも近く温度が高くなるため、探査機に異常が起こる可能性があることなどを総合的に判断した結果、「1998KY26」に向かうことを決定し、公表しました。

「1998KY26」はおよそ10分で1回という高速で自転していることがわかっています。

また、「リュウグウ」と同じように比較的、炭素や水が多く含まれいてるタイプの小惑星だとみられています。

直径が100メートル未満の小さな天体に近づいて観測を行うのは世界でも初めてのことです。

「はやぶさ2」が「1998KY26」に到着するのは2031年の予定で、飛行距離は、新たにおよそ100億キロ加わることになります。