ドイツはどんな国?

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人口はEU加盟国で最大

人口は8242万(2016年)。2005年に8134万だった人口は、2011年には8025万に減少したが、過去10年間で移民などが400万人増加したことで増加に転じた。人口はEU加盟国で最大。EUの第2位はフランスでおよそ6690万。世界ではベトナムに次いで16位。人口のうち移民はおよそ23%。

国土の広さは?

面積は35万7340平方キロメートル。(日本は37万8000平方キロメートル)

GDP=国内総生産

3兆4667億ドル(2016年) 世界第4位。

<参考>

1位アメリカ

2位中国

3位日本

4位ドイツ

5位イギリス

6位フランス

7位インド

1人当たりのGDP

国民1人当たりのGDPは4万1936ドルで世界第18位。EU加盟国内では、第9位。

<参考>

1位ルクセンブルク

2位ノルウェー

3位アイルランド

4位デンマーク

5位スウェーデン

6位オランダ

7位オーストリア

8位フィンランド

9位ドイツ

10位ベルギー

11位イギリス

12位フランス

13位イタリア

ドイツと言えば…

ドイツといえば“ビール”。しかし、製造量は世界第4位。

<参考>

1位中国

2位アメリカ

3位ブラジル

4位ドイツ

5位ロシア

6位メキシコ

7位日本

一方で、人口1人当たりの消費量は、チェコ、セーシェルに次いで世界第3位。

ドイツではビールにもさまざまな種類があり、各地に特色のあるビールがあります。日本のように全国共通でナショナルブランドのビールを飲むというよりも、地元の醸造所で作られるさまざまなタイプのビールを選んで飲むのが特徴的です。
ビールのタイプにはラガータイプ、ピルスナータイプ、ドゥンケルタイプ、ヘレスタイプなどがあります。
また特徴的なビールもあり、バイエルン州にある人口7万ほどの町バンベルクでは、「ラオホビア」と呼ばれるくん製のビールもあります。

意外とおいしいドイツのワイン

ライン川沿いを中心としてワインの生産が盛んで、リースリングやミュラー・トゥルガウなどの白ワインが特に有名。また、初冬に朝の冷え込みが強まる時期に凍ったままのぶどうを収穫して作るアイスワインも有名。

ソーセージ

食べ物で最も有名なのはソーセージ。ドイツ語では「Wurst(ヴルスト)」 と言います。地域によってさまざまな種類のソーセージが好まれていますが、有名なものでは最も一般的ないわゆる“ソーセージらしいソーセージ”のブラートヴルスト。ブラートヴルストだけでも何十種類もあると言われています。

香草で味付けされたニュルンベルク発祥のニュルンベルガー。普通のソーセージにカレー粉とケチャップをかけた“ファストフード感覚で食べる”カリーヴルスト。バイエルン地方発祥で白い色が特徴のヴァイスヴルスト。そのほかにも、血液を混ぜてあり赤黒いのが特徴のブルートヴルストやレバーヴルスト、それにサラミがあります。

ドイツは16の州に与えられた権限が強く、地方分権が大きな特徴ですが、地域によって好まれるビールやソーセージの味も違い、それがある意味各地域の独自の色合いを強めているのかもしれません。