あいちトリエンナーレ開幕

3年に1度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」が1日開幕し、初日から夏休み中の子どもなど大勢の人が会場を訪れ、ユニークな作品を思い思いに楽しんでいます。

3年に1度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」は、今回で4回目を迎え、30の国と地域から90余りのアーティストが参加して1日開幕しました。

名古屋市東区の愛知芸術文化センターで開幕式が開かれ、芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介さんが「町の人や観光で来た人がふらっと立ち寄って楽しめる芸術祭を目指しました。

アートに興味がなかった人も身近に感じてもらい、地域振興にもつなげたい」と挨拶しました。芸術祭は「情の時代」をテーマに名古屋市と豊田市の美術館や商店街などが会場になっていて、初日から夏休み中の子どもなど大勢の人が訪れています。

中学2年生の男子生徒は、「うまい下手ではなく、表現することが大事なのだと感じました」と話し、美術を学ぶ20代の女性は「作品ごとに次の部屋に入るたび、ハッと立ち止まって見入ってしまいます。情熱的な作品に出会いたいです」と話していました。

「あいちトリエンナーレ」は10月14日までの75日間、開かれています。

一方、今回の芸術祭では、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像など、日本国内で過去に展示が許可されなくなった作品を集めたというコーナーも設けられています。

芸術祭の事務局の愛知県によりますと、少女像の展示について、7月31日から1日夕方までに、撤去を求めるなどの批判的な意見が電話やメールでおよそ200件寄せられているということです。

これに対し、愛知県などは、展示に政治的な意図はないなどと説明して理解を求めるとともに、展示会場の警備員の増員や防犯カメラの設置といった対策を講じていて、展示については、当初の計画どおり、続ける予定だとしています。