韓国では11月18日、日本の「大学入学共通テスト」にあたる大学進学のための試験が行われていて、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染が確認された受験生も病院で受験できるようにするなどの対応がとられています。
日本の「大学入学共通テスト」にあたる、韓国の「大学修学能力試験」には、2021年はおよそ50万人が出願し、全国各地の会場で11月18日午前、始まりました。
学歴が重視される韓国では、国を挙げて受験生の支援が行われていて、ソウル中心部の会場では、警察が遅刻しそうな受験生をパトカーやバイクで送り届ける光景が見られました。
一方、韓国では11月17日、新型コロナウイルスの一日の新規感染者数が、これまでで最も多い3292人に上り、感染の拡大が続いています。
このため韓国政府は、感染が確認された受験生も病院などの病床で受験できるようにしたほか、濃厚接触者などのために専用の会場を設けるといった対応をとっています。
高校3年の男子受験生は「試験まで感染しないように祈る気持ちでやってきました。緊張していますが、一生懸命頑張りたいです」と話していました。