新型コロナ 世界からの報告
オーストラリア
ワクチン接種条件に外国人受け入れ再開へ

2022年2月7日

オーストラリアは、新型コロナウイルスの水際対策として外国人の入国を原則禁止する措置を2月21日から見直し、ワクチン接種などを条件に、すべての国と地域から受け入れを再開します。

オーストラリア政府は、新型コロナの感染拡大を防ぐため、2020年3月から実施している外国人の入国を原則禁止する措置について、日本と韓国からは2021年12月からワクチン接種の完了やビザの取得といった条件を満たせば入国を認めるなど、規制の緩和を進めています。

モリソン首相は2月7日開いた会見で、2月21日からすべての国と地域から受け入れを再開すると発表しました。

モリソン首相は、オーストラリアがテニス男子のノバク・ジョコビッチ選手の入国を拒否したことを念頭に「ワクチン接種完了が入国の条件だという明確なメッセージを世界に伝えた」と述べ、規制の緩和は感染対策の徹底が前提だと強調しました。

オーストラリアでは、ほとんどの州でワクチン接種が完了している人については入国後の隔離がすでに撤廃されていて、今回の措置見直しでビジネスや観光を本格的に再開する動きが加速しそうです。

一方、同じく2020年から外国人の入国を原則禁止してきたニュージーランド政府も、先週、日本人をはじめ入国ビザが必要ない外国人の受け入れについて、ことし7月までに再開すると発表しています。