年末年始の支援は?
臨時窓口や食料支援
ホテル無償提供も

2020年12月22日

新型コロナウイルスの影響で仕事を失ったり収入が減少したりして生活に困窮している人たちに向けて、自治体の中には、年末年始も相談を受け付けたり、食料を支給したりするなど、支援の動きが広がっています。主な取り組みをまとめています。

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    東京都が年末年始に相談窓口強化

    東京都はこの年末年始、新型コロナウイルスの影響による相談を受ける体制を強化します。

    仕事や住まいを失った人への支援

    ▽12月29日と30日、それに年明けの2021年1月2日に、都のサポートセンターが窓口と電話で相談を受け付けます。
    また、一時的な宿泊場所としてビジネスホテルを1日1000室提供します。
    電話番号は0120-874-225です。

    心に不安を感じる人への支援

    ▽「東京都自殺相談ダイヤル」は、都が委託するNPO法人の相談員が年末年始も相談を受け付けています。
    電話番号は0570-087478です。

    ▽無料通信アプリのLINEでも相談を受け付けています。
    アカウント名は「相談ほっとLINE@東京」です。

    女性への支援

    ▽「東京ウィメンズプラザ」が12月29日から2021年1月3日まで、さまざまな相談に電話で応じます。
    電話番号は03-5467-2455です。

    ▽都の「女性相談センター」では、DV=ドメスティックバイオレンスを受けるなどして緊急の保護が必要な女性からの電話相談を年末年始も受け付けます。
    電話番号は03-5261-3911です。

    ▽10代と20代の女性を支援しているNPO法人「BONDプロジェクト」は宿泊場所の提供もしていて、都が費用を補助しています。
    30日から来月2日までメールとLINEで相談を受け付けます。
    メールアドレスはhear@bondproject.jpで、LINEのIDはbondprojectです。

    外国人への支援

    ▽14の言語で相談を受けている都の「外国人新型コロナ生活相談センター」が12月29日と30日、それに2021年1月2日に電話で相談に応じます。
    電話番号は0120-296-004です。

    都は「さまざまな支援機関が連携して年末年始の相談体制を強化する。1人で悩みを抱え込まず相談してほしい」と話しています。

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    年末年始に臨時窓口や相談電話

    NHKが東京23区に取材したところ、年末年始に臨時の相談窓口を設けたり電話相談を受け付けたりすることを決めたのは12月22日の時点で4つの区となっています。

    ●江戸川区は12月29日から2021年1月3日までの間、いずれも午前9時から午後5時まで区にある3か所すべての福祉事務所で相談窓口を開設します。

    ●足立区は12月29日は午前9時から午後7時まで、12月30日から2021年1月3日までは午前9時から午後4時まで区役所を開庁し、区や福祉事務所の職員が窓口での相談に応じます。

    ●品川区は12月30日と2021年1月2日の2日間、午前9時から午後5時まで、 区の職員が電話相談に応じます。

    ●練馬区は12月29日から2021年1月3日までの間、午前9時から午後5時まで、区の職員が電話相談に応じます。

    このほか、新宿区と渋谷区も年末年始に相談を受け付けることを検討しています。

    それぞれの区では、電話番号などの詳しい情報をホームページなどで周知することにしています。

    また、緊急の場合に食料を渡すことができるように準備を進めている区もあります。

    ●中央区は年末年始に相談窓口などは設けませんが、区役所に職員が待機し、仕事や住まいを失った人などからの緊急の相談に対応したり、状況に応じて食料を手渡すことができるよう準備を進めるということです。

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    東京都 ビジネスホテルの部屋を無償提供

    新型コロナウイルスの感染拡大の影響で仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対し、東京都は年末年始にビジネスホテルの部屋を無償で提供する取り組みを始めています。

    都がビジネスホテルの部屋を無償で提供するのは2021年1月19日までの間で、区や市の福祉事務所や自立相談支援機関の窓口とも連携して、仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対して、宿泊先を紹介します。

    このうち新宿 歌舞伎町にある都の相談窓口には、12月21日、行き場のない人たちからの電話が相次いでいました。

    都は緊急事態宣言が出された時期にも、ビジネスホテルを提供する取り組みを行い、4月から6月までの間に延べ1250人ほどが利用したということです。

    東京都地域福祉課の畑中和夫課長は「コロナ禍の年末年始で、日払いや飲食業の仕事などがいつも以上に減り、不安な思いをする方が多いと思います。ぜひ遠慮なく相談してください」と話していました。

    都は年末の12月29日、30日、それに年始の来月2日にも臨時で窓口を開くほか、電話でも相談を受け付けています。

    電話番号はフリーダイヤルの0120-874-225、女性専用の番号は、0120-874-505です。

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    弁護士やNPOなど 緊急の電話相談

    新型コロナウイルスの影響で年末年始にかけて仕事を失う人が増えるおそれがあるとして、弁護士や労働組合などで作る支援グループはおおみそかの12月31日から2021年1月3日まで緊急の電話相談を行うことになりました。

    弁護士や労働組合、NPOなどで作る支援グループのメンバーが22日、記者会見し明らかにしました。

    支援グループでは新型コロナウイルスの影響で仕事を失ったり収入が大幅に減ったりして生活が苦しくなる人が増えているとして、ことし4月から合わせて5回の電話相談を行ってきました。

    寄せられた相談は、これまでにおよそ7700件にのぼり、その多くは非正規雇用で働いていた人からの相談で「所持金がほとんどなくなり生活ができない」という声が目立っているということです。

    年末年始にかけて仕事を失う人が増えるおそれがあるとして、支援グループはおおみそかの12月31日から2021年1月3日までの間、いずれも午前10時から午後7時まで電話相談を受け付けます。

    全国の5か所程度で受け付けることにしていて、このうち東京 新宿区の事務所では弁護士や労働組合のスタッフなど5人が相談に応じます。

    支援グループの猪股正弁護士は「感染拡大の影響が長期化していてギリギリの生活を余儀なくされている人が増えていると感じている。1人だけで悩まずに相談をしてほしい」と話しています。

    電話相談の番号は「0120-157-930」です。

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    東京 狛江市 NPOの協力で食料支援

    東京 狛江市では生活が困窮して食料の支援を受ける人が例年より増えています。市はNPOの協力を依頼し年末年始も支援を続けるために食料の準備を進めています。

    狛江市ではコロナウイルスの影響で働いていた飲食店が休業し生活が苦しいという相談や、アルバイトがなくなり食べ物に困っていると支援を求める人が相次いでいます。

    狛江市によりますと、食料の支援はことし5月以降、月に100件を超えていて、件数は例年の2倍を超えているということです。

    このため年末年始も支援を続けるために食料の準備を進めていて、市から依頼を受けたNPOのスタッフが寄付された米や缶詰などを袋に詰める作業を行っています。

    市では2人から3人の世帯用と1人暮らしの人のための食料を合わせて10セットを作り、年末年始に生活に困り、市役所に訪れた人に職員が生活の状況などを聞き取ったうえで手渡すことにしています。

    狛江市福祉相談課の宗像秀樹課長は「年末年始、安心して生活していただくために緊急の相談を受け付ける体制も整えます。新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、困ったことがあれば相談してほしい」と話していました。

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