1月の訪日外国人旅行者149万人
前月比12万人増 水際対策緩和で

2023年2月15日

1月、日本を訪れた外国人旅行者は149万人と、前の月より12万人余り増加しました。新型コロナの水際対策の緩和で、旅行者数の増加が続いています。

日本政府観光局によりますと、1月に日本を訪れた外国人旅行者は、推計で149万7300人と、2022年12月と比べて12万人余り増加しました。

国や地域別では
▽韓国が56万5200人
▽台湾が25万9300人
▽香港が15万1900人で
旧正月の影響で、東アジアなどからの旅行者の増加が目立っています。

新型コロナの水際対策が徐々に緩和されたことで、2022年6月以降、旅行者数は増加傾向が続いていますが、感染拡大前の2019年の同じ月と比べると、回復は5割程度となっています。

政府は「観光立国推進基本計画」の改定に向けた素案の中で、外国人旅行者1人当たりの消費額の目標を、2025年に20万円に引き上げる目標を掲げるなど、人数よりも消費額を重視する方針で、外国人旅行者による経済への波及効果が期待されています。