EU離脱 主な出来事

  • 欧州でギリシャに端を発した信用不安拡大、緊縮策への反発や予算監視を強化するEUへの不満高まる。加えて、急増する移民に雇用奪われるという懸念広がる。

  • 2013年1月

    キャメロン首相が国民投票を約束

    2015年の総選挙で勝利した暁にはEU離脱か残留かを直接、国民に問う

  • 2015年5月

    英総選挙で保守党勝利

    キャメロン首相、EUによる規制や移民政策などの改革を求めてEU側と協議続ける

  • 2016年2月

    EUと英国「改革案」に合意 移民の抑制策などを盛り込む

    キャメロン首相、6月23日にEUからの離脱を問う国民投票を行うと発表

  • 2016年6月

    EUからの離脱の賛否問う国民投票

    離脱=51.9%、残留=48.1%(投票率72.2%)離脱が多数

    「国民は明確に違う道を選んだ。新しい指導者が必要だ」

    キャメロン首相が辞意表明

  • 2016年7月

    メイ首相就任

    閣僚に残留派とともにジョンソン氏(現首相)など離脱派も起用

  • 2017年1月

    メイ首相「ハード・ブレグジット」目指す方針

    EU単一市場と関税同盟からの撤退表明。移民規制を優先する

  • 2017年3月

    EUに正式に離脱を通知

    原則2年を期限とする離脱交渉始まる

  • 2017年4月

    英議会、6月に前倒しの総選挙を承認

  • 2017年6月

    総選挙で政権基盤の強化を図った保守党は過半数割れ

    北アイルランドの地域政党の閣外協力を得て政権を維持

  • 2018年7月

    メイ首相、EUとの協調を重視する「ソフト・ブレグジット」に方針転換

    離脱強硬派は猛反発、ジョンソン外相ら主要閣僚の辞任相次ぐ

  • 2018年11月

    離脱条件定めた「離脱協定案」についてEUとの間で合意

  • 2018年12月

    北アイルランドとアイルランドの国境管理の取り決めについて批判受け、議会での「離脱協定案」の採決を延期

  • 2019年1月

    英議会で「離脱協定案」大差で否決

    賛成=202、反対=432

  • 2019年3月12日

    「離脱協定案」再度否決

    賛成=242、反対=391

  • 2019年3月21日

    EU首脳会議、29日に迫った離脱期限、翌月以降の延期で合意

  • 2019年3月29日

    「離脱協定案」3度目の否決

    賛成=286、反対=344

  • 2019年4月

    EUの臨時首脳会議で離脱期限を10月末まで延期で合意

  • 2019年5月

    メイ首相、首相辞任を表明

    残念だが新しい首相がこの役目を担うのが国益にかなうと思う

  • 2019年7月

    ジョンソン前外相が首相就任

    10月31日に必ず離脱する

  • 2019年9月

    英議会、離脱期限の延期求める法案成立

    10月19日までにEUと合意し、議会の承認得られない場合、EUに2020年1月末までの期限延期を要請するよう首相に義務づける

  • 2019年10月2日

    ジョンソン首相、EUに新たな提案

  • 2019年10月17日

    英とEU、離脱条件で合意

  • 2019年10月19日

    英議会、離脱条件の承認採決を先送り

    ジョンソン首相、離脱期限の延期をEUに要請

  • 2019年10月22日

    英議会、離脱関連法案の審議で基本方針を可決

    しかし政府の提案した審議日程を否決し、10月末の離脱が困難に

  • 2019年10月28日

    EU、離脱期限を最大2020年1月末まで延期で合意

  • 2019年10月29日

    英議会で総選挙を行うための法律が成立、12月12日の総選挙が決定

  • 2019年11月6日

    英議会下院、解散 選挙戦スタート