日本代表パラクロスカントリー・バイアスロン

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

川除大輝 かわよけ・たいき

【生年月日】2001/2/21

【出身地】富山県

プロフィール

クロスカントリースキー、立って滑るクラスの川除大輝選手は、富山市出身の大学生です。生まれたときから両手足の一部の指がなく、6歳の時に親戚に誘われてクロスカントリースキーを始めました。ストックを持たずに滑るため強靱な下半身と体幹の強さが必要になります。パラリンピックには2大会連続2回目の出場で、前回のピョンチャン大会では、20キロフリーで9位に入り、その後、2019年の世界選手権では20キロクラシカルで金メダルを獲得しました。パラリンピックを目指すきっかけとなったのが日本のパラクロスカントリースキーの第一人者、新田佳浩選手の存在でした。川除選手はスキーとサッカーをしていた小学1年生の時、地元のスキークラブのコーチを通じて新田選手と出会い、スキーの道に進むよう勧められました。その後、バンクーバー大会で金メダルを獲得した新田選手が川除選手の自宅を訪れ、金メダルを見せてくれたことで、パラリンピックへの思いを強くしたと言います。日本大学に進学した現在は、夏場を中心に障害のない選手たちとともにトレーニングを積んでいて、体幹や上半身を中心に筋力がついたことで推進力に磨きがかかりました。2021年12月にカナダで行われたワールドカップでは、2種目で4位に入るなど手応えをつかんで臨む2回目のパラリンピックに向けて「個人のメダルももちろんだが ずっと憧れてきた新田選手と一緒に、リレー種目でメダルを取りたい」と話し、今大会での引退を表明している、新田選手から次の日本代表のエースとしてバトンを受け継ぐ覚悟です。

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