環境保護局長官(辞任)
スコット・プルイット

誕生日: 1968年5月9日生 出身地: ケンタッキー州ダンビル 経歴: オクラホマ州司法長官、元オクラホマ州上院議員

主張・発言

地球温暖化に懐疑的で、オバマ政権が主導する温暖化対策に強く反対。急先鋒として知られている。

オバマ前大統領が2015年に導入を発表した、火力発電所から排出される二酸化炭素を大幅に規制する「クリーン・パワー・プラン」をめぐり、環境保護局を相手取り、計画の見直しを求める訴えを連邦裁判所に起こした。 こうした提訴の動きは全米に広がり、約30の州や石炭、石油関連企業も、規制の見直しを求めて現在も争っている。

トランプ氏は選挙期間中から、地球温暖化対策の国際的な枠組みの「パリ協定」から脱退すると主張してきた。このため、温暖化対策に反対するプルイット氏を起用したことで、アメリカの温暖化対策が後退し、世界の温暖化防止の取り組みや交渉にも大きく影響を与えかねないとの懸念がある。

一方で、トランプ氏は大統領選挙勝利後、「先入観を持たずに取り組む」と述べ、柔軟姿勢に転じる可能性も示唆している。